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染色体について
一遺伝子雑種の遺伝で(TT×tt)などと図で紹介されていますがTT×ttというのは23対のうちの1対の染色体TTと23対のうちの1対の染色体ttを掛け合わせるとどうなるかという意味ですか? また22対の常染色体はたとえば1番はしわ2番はまる3番は色などと形質の種類で番号がついているのですか? 間違っていたらおしえてください。
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Tとかtは、染色体を指す記号ではありません。 染色体の中に含まれている対立遺伝子の多型を表現するための便宜的な記号です。 TT×ttという表現の意味は、 「対立遺伝子Tまたはtのうち、優性遺伝子Tをホモ型で持っている個体と、劣性遺伝子tをホモ型で持っている個体を掛け合わせる」 という事です。 染色体はDNAのカタマリです。 1本の染色体には1000個以上の遺伝子が含まれています。 23対のうちの1対の染色体のうちの1対の対立遺伝子T(またはt)。 対立遺伝子がふたつとも優性遺伝子なら、その個体の遺伝子型はTT。 優勢遺伝子と劣性遺伝子を1個ずつ持っているなら、遺伝子型はTt。 という事になります。 染色体番号は、便宜的に数字をふっただけです。遺伝的形質と番号には関係がありません。細胞を壊して染色体標本というのを作ると、小さい染色体から大きい染色体までズラッと並べることができます。これを片っ端から1、2、3、…と番号付けしただけです。
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こんばんは。 "TT" とか "tt" という記号は1対の染色体を表わしているのではありません。 「遺伝子型(genotype)」と言いまして、ある生物が持っている2つの対立遺伝子の組み合わせのタイプを表わしています。 眼色:黒眼(優性)BBまたはBb 青眼(劣性)bb 上の例で具体的に説明しますと、23対の染色体の一連の情報のどこかに、その人の眼の色を決める遺伝情報がのっているのです。RNA分子によってその遺伝情報が読みこまれてアミノ酸が作られて、……という感じでその人の眼の色が作られていくのです。 で、その一対の遺伝情報を「眼の色を決める遺伝子の組み合わせタイプ」として概念的にまとめたのが、"BB" や "Be" などの「遺伝子型」記号になるわけです。 ですから、 > TT×ttというのは23対のうちの1対の染色体TTと > 23対のうちの1対の染色体ttを掛け合わせると > どうなるかという意味ですか? ↑の文章は、 「TT×ttというのは、○○の遺伝に関係する対立遺伝子TTと 対立遺伝子ttを掛け合わせることを意味します」 というのが正しいんじゃないかと。 http://www.agri.pref.hokkaido.jp/sintoku/beef/DNA%20terms/heredity.html また、常染色体の番号は、特定の遺伝形質にもとづいて番号がつけられているわけではありません。 単純に、長いものから短いものへ順に1~22番と名づけられています。 ただ現在では、21番がもっとも小さい染色体であることがわかっています。一回決まってしまったものは訂正できないということでしょう。