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LとRはどの程度似ていますか?
LとRはまったく別の音だとよく聞くので、まあ納得していたのですが、 ・サーベルが英saber、仏sabreに対して独sa¨bel ・lapis lazliとazureは同源 というのを見ると実際そこまで違うものでもないのかと思えてきます。 LとRの音がどの程度違うのか、混ざりあうことはありうるのかについて教えてください。 また、今のところ見つけたのがこの2つだけなのですが他にもLRの交替が起きている単語はあるでしょうか。
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思いつくところでは…英語の marble がフランス語では marbre ですね。英語の grammar と glamour も同語源です。 フランス語で「白」は blanc ですがポルトガル語では branco です。おそらく同語源でしょう。 他にも結構あるかもしれません。どちらも音声学的には流音に属するので近いということもありますし、日本語方言でもラ行とダ行の交替があるように、音韻的に別な音であっても交替することはままあるのでしょう。
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- kodaisekatu
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英語:miracle スペイン語:milagro
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ありがとうございます。結構例はあるのですね。
女性のファーストネームによくあるCatherine、Katherine の各国/地域での綴りのヴァリエーションを見ると、 Catalin バスク Catylyn ウェールズ Caitlin アイルランド Caterina イタリア Kathleen Kathryn 等々 RとLのどちらも表れます。Lの綴りのものは Cate+Lynn という説もあるようですがなんだかこじつけみたいな気がします。R-Lの交替と見てよいでしょう。 この中で L で表れるバスク、ウェールズ、アイルランドはヨーロッパでも大西洋岸の地域という点で共通性があります。 もしかするとNo.3のmartinbuhoさんがご指摘のポルトガル語が生まれる過程で起こった規則的な音韻変化と同様なものが結構広い範囲で生じたのかもしれません。基層に共通のものがあったという見方も出来ます。 それからもうひとつ思いつきですが、 「紫色」は ラテン語だとpurpura ですが 英語だと purple と、やはりRとLが交替します。 これもイベリア半島を経由して英語に借用されたという説をどこかで読んだことがあります。
お礼
ありがとうございます。 [θl]も発音しづらく感じますので、発音しづらいものは変わっていくという認識で良さそうですね。 間に母音がはさまるのは流音が半母音に近い性質であることと関係がありそうですね。
RとLの音韻転換はスペイン語とポルトガル語に多数例があります。 スペイン語 ポルトガル語 日本語 Plato prato 皿 Blanco branco 白 placer prazer 喜ばせる playa praia 浜 plata prata 銀 これは音が似ているからという単純な理由ではなく 500年以上前にスペイン語のある地域語からポルト ガル語が生まれる過程で起こった規則的な音韻変化 によるものです。日本語でも500年前には「はは、母」は「ふぁふぁ」更に古くは「パパ、papa」と発音されたといわれます。
お礼
ありがとうございます。規則的変化もあるのですね。 No1,2さんの例と同じくP,Bのあとで変化が起こっているようですね。 日本語のp→ф→hのようなものなのかもしれませんね。
- mide
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#1です。補足ですがフランス語、スペイン語の pl-, bl- に対応するポルトガル語の pr-, br- は、plage - praia など他にもたくさんあるのではないかと思います。
お礼
ありがとうございます。 流音を調べてみましたが、 接近音であり、半母音でないもの はじき音や震え音も含むようなそうでもないような… どうも音声学の用語は良く分かりませんが、とりあえず同じカテゴリに属しているわけですね。 そういえば梵語でもRLが母音扱いになっていました。半母音と似たようなものなんでしょうね。 この例からするとどうやらG,B,PのあとのL,Rは交替しやすいようですね。それとazli→azureではZのあとも。実際発音してみるとLでは発音しづらく感じるので変化するのもうなずけますね。