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古文の、疑問副詞・・
疑問副詞がくると、なんで連体形になるのですか? 先生に理由を聞いても教えてくれませんでした。 なんでかわからないと納得いきません! 係助詞もないのに・・・ すみませんが、わかる方いらっしゃいますか??
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あんまり面白い(=興味深い)ご質問なので、久しぶりに古語辞典を引いてしまいました。 連体形を導くのが、係助詞なら不思議ではないのに、疑問副詞だと不思議だ、というのも不思議です。 「ぞ」「なむ」は『強調』を表す 「や」「か」および疑問詞は『疑問』を表す 『強調』にしろ『疑問』にしろ、基本文+αのαの部分です。たとえば、「太郎が学校へ行く」を基本文とすると、 太郎が、学校へ行く (「太郎」の強調;「太郎」を強く発音してください) 太郎は学校へ行く(他の子は行かないけど;「太郎」の強調) 学校へ、太郎が行く(他の場所じゃないよ;「学校」の強調) 太郎が学校へ行くの?(疑問) 英語でも、『強調』と『疑問』は似ています。 1.文頭へ移動 Who do you love? John, I love. (cf. 学校へ、太郎が行く) 2.倒置 What is this? Not a single sound could I hear. (私には物音一つ聞こえなかった) Down came the rain in torrents. (土砂降りの雨が降ってきた) (cf. 行ったよ、学校。) ここではあまり例を挙げられませんが、『強調』と『疑問』は多くの言語で一つの仲間なのです。 もちろん、言語によってこの『強調』と『疑問』というα部分をどう表すかは異なります。古語では「は」「こそ」などは別として、連体形を使うことにしたのです。 ただし、大して意味のないところにまで強調の連体形を使うようになってしまったため、連体形と終止形が合体し、現代語ではα部分は別の形で表すようになりました。
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- banzaiA
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あなたの言う古文において、『疑問副詞』とは、具体的にどのようなものを言うのですか? 具体的に分からないので、的外れの回答になるかもしれませんが、許してください。 日本の古典文法では、副詞は程度・状態・陳述の3つに分類されています。 そのうち、修飾される語に一定の言い方を要求するものを陳述の副詞といい、陳述の副詞を受けて一定の言い方で結ぶことを副詞の呼応といいます。 そのうち文末に連体形を要求するものは、疑問・反語を表す副詞なので、あなたは疑問の副詞と表現したのだろうと推測します。 あなたの疑問ですが、係助詞があれば連体形・已然形になることには疑問は無いのですね?それなら、疑問・反語を表す副詞は(や・か・活用語の連体形)で結ぶと覚えてください。それでもう疑問はないですね? 現在、私の手元に辞書を置いていないので、詳細を調べられないのですが、あなたの言う疑問の副詞の「語」の成り立ちを調べて見てください。係助詞の断片がその副詞の中に残っているのかも知れません(予測に過ぎませんが)
お礼
抽象的な質問をこちらがしたのに、すみません。 陳述の副詞で、連体形を要求するものがあるのですね。それがまず発見でした。 先の質問の答えでも指摘されたとおり、係助詞に疑問がない、ととらえられる質問の仕方を私がしているので、「それでもう疑問はないですね」には「はい」としか答えられませんね。理屈の通らない質問でした。 係助詞の断片、探してみようと思います。 ありがとうございました!
- Kamonohaji
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いい質問ですね!僕も高校時代同じ疑問を持っていました。 疑問の係助詞の「か」とか「や」があると、文末は連体形になりますよね?終止形で普通に終わらせるより、強まる感じがあるのだと思います。実際の文章を見てみると、作者が強調したいときは、係助詞がなくても連体形で結ばれる例もあります。ラ変動詞の「あり」なんかはしょっちゅう連体形で結ばれるせいで、連体形の「ある」が終止形になってしまったほどです。 疑問の副詞があるときも同様に、終止形で終わらせるのでは物足りなく、だから、連体形で結ぶのではないでしょうか?
お礼
同じ疑問を持っていた人がいると思うと嬉しくなりました!! 終止形より連体形が強いんですね? 強調のために、連体形。か。なるほど。 あり→ある、は初めて知りました。ちょっと偉くなった気分です^^ ありがとうございました!!
お礼
疑問副詞だと不思議だ、というのも不思議・・ごもっともです。自分でも変だと思いました。 強調と疑問が似ている、強調は連体形を使う、だから、疑問でも連体形を使う。 納得です! ありがとうございました!!