- ベストアンサー
遠近法の謎
中学校で美術を教えている者です。美術の遠近法についての根本的な質問ですが、人間の目にはどうして近くのモノは大きく、遠くのモノは小さく映るのでしょうか。科学的な根拠を教えていただけないでしょうか。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
国立国会図書館のNDL-OPACより。 「知覚的世界の恒常性 1、3 」秋重義治 理想社 こちらの方が質問の回答に近いのでしょうか? 「脳は絵をどのように理解するか―絵画の認知科学」 新曜社
- 参考URL:
- http://opac.ndl.go.jp/
その他の回答 (2)
- pide_piper
- ベストアンサー率33% (24/72)
眼の構造に関しては、No.1の方が御回答されました。 ここでは、網膜に映る前と映ったその後どう認識されるかを書きます。 カメラが受動的とすると、人間の視覚認識機構は能動的な働きをします。 両眼で近くの物体と遠くの物体へ焦点を当てた場合、 両眼と焦点との角度のずれが奥行きを感じさせます。 網膜に映った後、脳は、視覚情報の補正(視覚の恒常性:Visual Form-Constancy)をします。 物体に近づくと網膜に大きく映っても、物体そのものが大きくなったのではない事を物体の概念を理解している為物体は同じものであると判断します。 遠近法と恒常性の関係についての良い例が思いつかず申し訳ありません。
お礼
返答ありがとうございます。遠近法と恒常性というキーワードは初めて聞きましたがすごく興味をそそられました。人の認知の仕方についていつかは勉強したいと思っていたのですが、何かよい書籍はないでしょうか?
- shkwta
- ベストアンサー率52% (966/1825)
ヒトの眼はカメラと同じ構造です。レンズに相当する角膜と水晶体で光を屈折し、フィルムに相当する角膜で光を感じます。写真を撮ると、遠くのものは小さく写りますが、それと同じ理由です。 図を描いて、物体からレンズの中心を通り、フィルムに至る光を直線で示せばわかると思います。物体とレンズの中心とでできる三角形と、レンズの中心とフィルム上の像とでできる三角形は相似ですから、次の比例式が成り立ちます。 [物体の大きさ]:[物体とレンズの距離]=[像の大きさ]:[像とレンズの距離] したがって、 [像の大きさ]=[物体の大きさ]×[像とレンズの距離]/[物体とレンズの距離] つまり、物体とレンズの距離が大きくなると、像は小さくなります。
お礼
返答いただきありがとうございます。図に描いてみると本当によく分かりますね。いままで生徒に遠近法を説きまくっていたのですが、遠近法の原理を知らなかった自分が恥ずかしいです。遠近法の原理を生かして新しい教材づくりができたらと思います。
お礼
早速ネット検索したところ、下の本が見つかりました。内容はとても面白そうな感じでした。ちょっと値段が高かったのですがぜひ購入したいと思います。ご返答ありがとうございました。