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月が突然なくなったら?
万博の三菱未来館「もしも月がなかったら」を見てきました。月と地球は絶妙なバランスで存在しているんですね。月がなければ荒涼とした地球になっていたようです。 このテーマでは「もし始めから月がなかったら」でしたが、例えば今、何らかの原因で月が破壊されてなくなったら、どんな影響を私たちに及ぼしますか? 潮の満干がなくなって海の生態系に影響が出そうですが、それ以外にも何かありますか? 人類が住めなくなるほどの影響は受け…ないですよね?
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純粋に天文学的に考えるだけなら #1 も #2 も違うような気が.... まず #1 の自転についてですが, 月がなくなっても地球の自転が加速される (= 1日が現在より短くなる) ことはありえません. 太陽の潮汐力が働くので, やはり地球の自転は遅くなる (= 1日が現在より長くなる) はずです. また #2 の公転についても, 地球-月系の質量比 (80:1 くらい) と地球-月間の距離 (38万km くらい) から計算すると, 月がなくなることにより太陽からの距離はたかだか 4700km くらい (地球直径の 1/3程度) しか変化しません. だから, これらだけを考慮しても生態系にはさほど影響しないのではないかと思います. むしろ生態系を考えたときに重要なのは, 自転軸の傾きが大きく変化するようになることではないでしょうか. 現在の地球は月のおかげで自転軸の傾きが 1度も変化しません. これに対し火星は地球の月に匹敵する規模の衛星を持たないため, 自転軸の傾きが 10度以上変化します (100万年の間に 15度~35度くらいまで変化しているはず). つまり月がなくなると地球も火星と同じように自転軸の傾きが大きく変化するようになり, 従って大規模な気候変動が起きるものと思われます.
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- pitagorajr
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8番の続きです。飛び出すと言っても一瞬だけ加速度が付きあとは等加速度運動です。その一瞬のときに地殻が動きますが、海水の遅れが続きます。大津波と津波の反射流れ戻しでしょうか。エベレスト山以外は水に洗われてしまうでしょう。生き残る人はわずか。不幸はすぐ来ます。昨日までは百年や千年位はどてことないと思っていたが、これは大変だ。
お礼
すごい勢いの大津波が地球全体の陸地を襲うというわけですか。 うひゃ~、これは大変だ…。 みなさま、空想につきあってご返答くださいましてありがとうございました。月がなくなったら実際はどうなるかちょっとわからないですね。こんなこと起きませんように!
- pitagorajr
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破壊されて無くなったらに気づきませんでした。すみません。ならば、質量は元の月のあたりにあるでしょうから、月が見えなくなって、文学上や恋のロマンに影響があるだけと思います。あ!、月が見えなくて潮の干満はそのまま残りますから、人類の文化の発展前だったら潮の干満の理由付けが元月のあたりに小惑星的岩石が集まってると発見されるまではミステリーでしょうね。塩の干満に変化はありません。
- pitagorajr
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8番のピタゴラです。9番さんの、新月、満月という表現は私の思いつかない良い言葉でした。私は、月が消えるとき、質量がエネルギーに変わって重さが無くなるように(1グラムでも消えると大変なんですが熱のことはほおっておいて)新月の時に消えると、公転軌道から外へ飛び出していくだろうなと想像してます。
- PTAVV
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「月がなくなる」という、そのなくなり方次第ですね。 地球は月-地球系の重心を中心に運動しているわけですから、いきなり月が手品のように消えれば、地球の軌道は大なり小なり影響を受けることになるでしょう。 新月の時に消滅するか、満月の時に消滅するかで、地球の軌道に及ぼす影響は正反対になるはずです。 巨大なロケットを付けて、月をゆっくり地球重力圏から引きはがす…ということであれば、さらに影響は大きそうです。 これも「どの方向に」「どのタイミングで」移動するか次第なので、うまくやれば影響ゼロにもできそうですけど。 巨大な爆弾で月を砕く…という話であれば、最も影響は小さいでしょう。 月の破片が地球に落ちてきたりすれば別問題ですけど。 いずれにしても、むろん潮の満ち干はなくなり、気象には甚大な影響があるとは思います。
お礼
私も質問した時、月のなくなり方によっては影響の仕方も違うのではとちょっと考えました。 質問上では「何らかの原因で月が破壊されてなくなったら」にしてありますが、頭では兵器などを使って粉々に爆破されたら、を想定してました。ただそう書くと「そんな破壊力のある兵器はない」といわれたら困るので具体的に書きませんでした。あと、粉々になることで、破片落下やデブリ問題などいろいろ広がっちゃいそうなので。 新月、満月のことは全然頭におよびませんでした。なるほど…、正反対の影響とは面白いですね。月、あなどれません!
- pitagorajr
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7番までの回答を全部読みました。ハンマー投げの選手のハンマーが突然無くなったわけで、地球がしりもちをつく。月は1/80も質量と思うけど、消えた瞬間の位置によっては公転が早くなったり、遅くなったり、外へ飛び出したりするのではないかと思います。皆さん、間違いと思えば教えてください。再回答は皆さんの回答を読んで相当遅くなります。
お礼
月って地球の質量の1/80なんですね。あれ~、なんか大きさの割に意外と重い!と思ったんですが、密度も地球より小さいんですね。 消えた瞬間の位置が重要になってくるようですね。外へ飛び出しちゃったらどうなっちゃうんでしょう。彗星みたくなるんでしょうか?
- Tacosan
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ミランコビッチ周期でちょっと調べてみました. あ~, 21.5~24.5度なり 22.1~24.5度とかで変化するですか.... いずれにしても火星より小さいことは確実 (あっちは 15~35度とかの変化をする) ですが. で, ついでに自転・公転に関する影響をもうちょっと: 自転に関しては月の潮汐力がなくなって太陽の潮汐力だけが効いてくる (もちろん木星などなどの影響もあるけどこんなのはゴミだから無視) ので, その差の分だけ自転周期の伸び方は小さくなります. おおざっぱな計算だと 40% くらいだから, 例えば 1年に 1秒伸びていたのが 2.5年に 1秒伸びるってことかな? 公転については月がなくなることにより地球の運動速度が「現在の地球-月系の共通重心まわりの速度」だけ変化するわけですが, これは地球中心から共通重心までの距離が 4700km くらいで, このまわりを 27日ほどでまわる分. 地球の公転軌道上の運動速度は 1.5億km だけ離れて 1年でまわるくらいに相当するので, 結局運動速度は 4×10^-4 程度変化し, これは同程度の距離の変化を意味するのでどれほど大きく見積っても太陽からの距離の変化は最大でも 10万km を越えない. ちなみに現在の地球の近日点距離と遠日点距離の差はおよそ 500万km. 結論的には, 自転・公転については無視してよいと思います. あと, 誰もふれていないような気がしますが, 潮の干満はありますね. 大潮とか小潮がなくなるだけで.
お礼
>結論的には, 自転・公転については無視してよいと思います. 具体的に数字を出して説明してくださってありがとうございます。感覚的にはあの小さな月がなくなることでそんなに影響受けないだろうと思っていたのですが、計算の仕方も考え方も何もわかりませんでして…。 潮の干満について誰もふれないのは、私が質問のところですでに書いちゃったからかな。
- Tigers29
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たぶん、何も変わらないとと思います。 仮に、地球の自転速度が速くなったり遅くなった場合、人工衛星が気になります。 今は高速で移動しているので落下しませんが、自転速度に変化がでた場合、落下する可能性もあるのではないでしょうか?
お礼
お、何も変わらないですか。 私もそう思ってました。月がなくなろうと大して関係ないんじゃないかな、と。多少の生態系の変化があってもなんとかなる程度かな~なんて。ほかの方の意見で自転や公転にまで影響が出そうだということにびっくりしました。 人工衛星はどうなんでしょうね。 落ちないように速度を調節してくれるといいです。
- Tacosan
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#4 です. 「自転軸の傾きが, 角度にして 1度も変化しない」です. 「一度も変化しない」じゃなくって. あと, 「何万年周期で~」は歳差 (自転軸の向きが変化する) のことかな? 歳差では, 向きは変化するけど傾きは変化しない... はず. あ, 公転軌道については嘘だ, これ. こんなに単純じゃないや. どれくらい変化するかなぁ. 多分 1万km も変化しないと思うんだけど, 計算しないとわからない.... ただ, 確か生命の存在できる範囲は地球軌道±5% くらいは余裕があるはずなので, 公転軌道の変化が原因で生命が存在しなくなることはないと思うけど.
お礼
ちょっと調べてみたんですがミランコビッチ周期「地球自転軸の傾斜角の変動(4.1万年周期)」というのがありました。でも素人なんでよくわかりません。これもただの説のひとつに過ぎないみたいですし。 公転軌道は、ちょっとずれたくらいじゃ生命が絶滅すると言うことはないのですね。 補足してくださりありがとうございました。
- sqwe-ir
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生物学のカテの専門家さんに聞いてみたい内容ですね。 私的には、他の受胎方法を見出して生存するでしょうが、これが出来ない種族は人間以下全て滅んでしまいます。 海が月のブレーキをやわらかく吸収していますので、2倍のような急激な自転増加は考えてはいません。 仮定です。 月+地球が手を繋いで回転し、 太陽と安定した公転をしていたとするならば、 軌道、つまり、公転周期は変わると思います。 ここで、距離が現在の距離X1/6狂うとします。 ほぼ繁栄の出来ない絶望的な軌道変化が予測されます。 116-100=16% 単純な計算です。
お礼
他の受胎方法…? とにかく公転周期は劇的に変わってしまうのですね。月って小さいように感じていましたが、影響力は絶大ですね。
- esezou
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I_wonder_why さん、こんにちは。 月が無くなったら、面白いテーマですが、難しく、深刻です。 破壊そのもののエネルギーも深刻ですが、それは考えないとして、 まず、破壊され破片が地球軌道外にいく場合(いきなり無くなる場合含む)、 地球の公転軌道が変化する結果、通常の生命は生き残れないでしょう。 破壊され破片が地球軌道付近にとどまる場合、地球軌道がかなり摂動を受けるので、やはり生命活動に深刻な打撃を与えるでしょう。 いずれも火山、造山活動に大きな影響が何万年も残ると思います。 定量的に専門家の計算を待ちたいです。
お礼
お、公転軌道も変化しますか。通常の生命は生き残れない…。 大して影響受けないんじゃないかな~なんて、楽観的に考えていました。月ってほんとに重要なんですね。
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お礼
自転が「遅くなる」ですか。 >だから, これらだけを考慮しても生態系にはさほど影響しないのではないかと思います. 1日が長くなって有意義に過ごせる~!…って言ってて大丈夫ってことでしょうか。 ただ、自転軸の傾きが変わったら大変なことになるようですね。 あれ、地球も何万年周期で自転軸の傾きって変動してませんでしたっけ?SF読んだんだっけかなぁ。