その問題は地球温暖化の一部として論議されてますね。
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地球温暖化。
一般的にはCO2がターゲットと一般には捉えられているんですが、農業に関するもの、特に窒素系の大気放出についても着目して研究報告がされています。
私の手元にあるのは平成19年度版「環境 循環型社会白書」ですが以下のように表現されています。
「生態系のプロセスによって大気から固定化される窒素量と、硝酸態窒素が窒素ガス(N2)として大気中に戻される量は本来ほぼ均衡している。しかし、大規模な化学肥料の生産や農作物の栽培、化石燃料の燃焼等といった人間活動により、環境中に大量の窒素が蓄積されている。この量は、陸上の生態系が自然に固定する窒素の量と同程度ともいわれ、将来的にはさらに増大すると予測されている。さらに、環境中に過剰に蓄積された窒素は、その形態を変化させながら、土壌、地下水、河川等を経て海へと流出し、その過程で湖沼や河川、海域の富栄養化、底層の貧酸素化、地下水の硝酸汚染を引き起こしているほか、大気中に放出された窒素酸化物は酸性雨(pH5.6以下の雨)の原因となり、さらに地球温暖化物質としても問題を引き起こしている。 」
また、「農業と環境汚染(西尾道徳著)」には作物ごとの施肥量・吸収量・非吸収量の数値が載っているんです。
非吸収割合ですが、茄子で75%程度、苺が80%前後と、まぁ相当の割合が吸収されないんですね。
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どの程度回復するか?は難しい話しで。
海域の富栄養化、大気汚染(温暖化)と両面がありますから。
なので、ここらは今現在バシッと正確なことはお話しできないんですが、とりあえず先に御紹介した二つの文献あたりを見られたら相当解るんではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 どの程度回復するかって、まだよくわからないんですね。 紹介していただいた本を読んでみようと思います。