- ベストアンサー
奴隷制度で奴隷となったのはアフリカ人だけですか?
かつて奴隷制度が盛んでしたが、奴隷となったのはアフリカ人だけですか? それとも中南米の人たちも奴隷となりましたか? そもそもどうして奴隷が必要なったのでしょうか? 長い目でみると自分たちの仕事を失うことになるし、奴隷人口が増えれば、自分たちの文化の純度も失われてしまいます。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (10)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
アメリカ大陸にアフリカ人が連れてこられたのは 西インド諸島などの現地民(昔の言い方でいうといわゆるインディオ)が 酷使や疫病の結果として大量に死亡したためです。 また南米のチェピ族などは奴隷になるよりは 食われて死んだほうがましと考えていたので 捕まえて奴隷にしても(彼らは恥辱と考えて)働かなかったなどあり、 また偏見や差別感情から、農場を荒らす 害獣としてインディオ狩りが行われ、大量に虐殺されました。 その後、一部ではキリスト教に改宗させて農耕に 従事させましたが、ヨーロッパから持ち込まれた疫病で 南北アメリカ大陸の原住民は大量の死亡し、人口が激減しました。 それで安価な労働力としてアフリカからわざわざ 奴隷をアラブ人などから買ってきて輸入したのです。 奴隷は、単純作業、特に農耕や鉱山採掘、石切などに 従事させるための家畜化された人間です。 発展段階の低い社会で人類が好んで用いる方法で、 ようするに、嫌なこと、辛い仕事を他人を脅してやらせるわけです。 根本的には利益が生まれる限りは存在しますが、 工業化、近代化すると賃金雇用の形態をとるほうが はるかに便利で、利益があがるので、 どこでも徐々に廃止されていきます。 奴隷制は結局、その人々を食わせて養わねばならないので その分、面倒で、反抗や反乱の危険もあるわけで、 低賃金でその都度雇ったほうが都合がいいわけです。 これらはともに人権に配慮したものではありません。 この点に関しては利益だけが考慮されていると言って過言ではないです。 要するに、奴隷制は古臭く、もうからないので廃止されたわけです。 奴隷制のある社会は古く後進的な社会で、 資本主義の発展段階で消えていったということです。 ”文化の純度”云々は根本的に考え方が どこか間違っているんでしょうし、質問の意図と離れますが 純粋な文化などこの世に存在しません。 文化とは伝播し交流し発展するものです。 他とのつながりを持たない孤立した文化は滅びる運命にあり また実際に十人十色というように、二人の人間がいたら 二つの文化が存在するわけで、 人間は常に他人との交流のなかで文化を更新していっているのです。 さて、安価な労働力の流入は常に失業を生みますが、 奴隷制でも不法移民でも、雇用者が呼び込むものであって 労働者がどうこうする問題ではないのです。 だからこそ世界中で移民問題が論議されているわけです。
その他の回答 (9)
↓高橋是清の死去は昭和11年
高橋是清大蔵大臣(昭和9年死去)は少年の頃に渡米した際、アメリカ人に契約書類で騙され、奴隷に売られた経験があります。 高橋が奴隷の立場を逃れて帰国したのが明治元年。 なお江戸時代、遭難船の日本人船員たちが東南アジア植民地などで奴隷にされた例は結構あります。 戦国時代には長崎、平戸などキリスト教布教が盛んだった地域の九州の仏教徒の日本人が多く、ポルトガル人などによって奴隷として輸出されていた例もあります。
- tacora19
- ベストアンサー率44% (15/34)
安土桃山時代には、日本に渡航していたポルトガルによって日本人も奴隷として売られていたようですよ。 ポルトガル本国以外にもマラッカとかインドのゴアあたりに運ばれたようです。南米にまでつれていかれたらしい。 http://drhnakai.hp.infoseek.co.jp/sub1-1.html
- ss79
- ベストアンサー率33% (258/765)
奴隷制度は大昔から存在していました。 古ギリシャのスパルタは奴隷が国民の殆どを占め自由人は10%程度だったと言います。 奴隷は多く戦争時の捕虜が使われ、主人にかわり農業や家事などに従事し戦時には荷物の運搬にもかりだされました。 ガレー船というオールで漕ぐ大型船の漕ぎ手は全て奴隷でした。 ローマ時代はギリシャ人の奴隷が(文化的に優れていたので)ローマ人の家庭教師や書記として用いられ、軍人も多く奴隷出身者がおおかった位です。 従って人種国籍を問わず奴隷は存在しました。 宗教の差異が奴隷獲得の理由になった時代もあります。 長い目でみても主人の仕事を奪う心配は反乱以外にはなく、主人が仕事をしなくてもよいのが奴隷制度です。 主人はその余暇で文化の創造に没頭出来たのです。
- PENPENMAKKY
- ベストアンサー率17% (344/1984)
奴隷には白人もいますし、東洋人もいます。奴隷制度が主だって廃止されたのは1860年代です。この時代、産業革命が起こり、無知な奴隷を使うより教育を施して機械工にすることが大事だったのです。 日本は明治維新をきっかけに奴隷が廃止されました。朝鮮は日韓併合時です。
- buchi-dog
- ベストアンサー率42% (757/1772)
「かつて奴隷制度が盛んでしたが、奴隷となったのはアフリカ人だけですか?」 奴隷制度は別に遠い昔の話ではありません。共産主義国に必ず存在した強制収容所は、犯罪を犯したとされる者を国家が奴隷として使役する制度です。スターリン時代のシベリアの強制収用所、小説「大地の子」で描写されている文革期中国の「労改」、いずれも奴隷労働の場所と言う表現がぴったりです。ソ連が日本兵をシベリアに抑留したのも、奴隷労働力として使うためでした。人権無視で酷使されたので、飢え、病気、事故で10%以上が死んだと言われます。 そして、日本海を隔てた北朝鮮では、史上最悪の奴隷制度が現在進行形で行われています。北朝鮮では、金正日他の支配階級以外の国民は奴隷同然であると言えるでしょう。職業選択の自由も移動の自由も出国の自由もなく、賃金を貰っても何も買えず(値打ちのあるものは外貨でないと買えない)、何かの理由で当局に目をつけられれば家族全員が強制収容所行きです。 北朝鮮の強制収容所では、全ての人権を剥奪されて飢餓状態に置かれ、男女年齢の区別なく、野垂れ死にするまで重労働を課されます。収容所内で生まれた子供は、生まれてから死ぬまでその状況に置かれます。下記の本で詳しく証言されていますが、最後まで読むのが辛い凄惨な内容です。 http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30675657 強制収容所よりほんの少しましな北朝鮮の刑務所でも、過酷な奴隷労働が行われていると証言されています。恐ろしいのは「何十人もの女性囚人が革ベルトを引き、工場のモーターを動かしている。電力がないため、人間が代わりをしている」という描写です。 http://www.7andy.jp/books/detail?accd=30695990 「そもそもどうして奴隷が必要なったのでしょうか?」 奴隷には賃金が要りません。労働コストを実質ゼロに抑えるためです。また、機械の代わりに人権を無視して奴隷を酷使した方が安くつくからです。 北朝鮮の奴隷労働によって作られた品物は、外国に輸出されて外貨を稼ぎ、軍の資金になったり金正日の生活費になっているようです。労働コストゼロですから、儲けが大きくなります。 奴隷制度を理解するには、現在の北朝鮮の状況を見ればよく分かりますよ。
- pyon1956
- ベストアンサー率35% (484/1350)
他の回答者の方々が書かれている点についてはその通りなので繰り返しませんが、奴隷制度の根底にはある種の差別観がある、というのも事実です。 アメリカでいえば、人種差別はそもそも白人種のヨーロッパ人が移民・征服した時からありました。たとえば「彼らにキリスト教を布教するのは正しいか(人間相手だといえるか)」というようなことが真剣に議論されるわけです。 そもそも他人が住んでいた土地に勝手にやってきて略奪と詐欺行為によって「自分たちの土地」を作った、その観点からすれば、奴隷を働かせる、というのは言葉のわかる家畜を働かせることでしかないのですから。あなたが牧場主だったとして、牛の増加にともなって自分たちの文化が牛の「人口」によって変化すると思うだろうか、という話です。 この点では古代の奴隷制のほうがましな地域もあります。たとえばギリシアやローマの年季奴隷制度。これは年季をつとめあげれば少なくとも奴隷身分からは解放されますから。 そもそも奴隷が必要、という観点は存在しません。牛や馬を輸入するのと同様、というだけの話です。現在でいえば機械の導入とかね、それと同じです。そのほうが安くて便利、というわけで人とおもっていないものの人権なんか元から頭にないですからね。 そういう見方は現在もまだまだあるし、ひるがえってわが日本国においてもアジアのほかの国の人たちへの差別観とうらはらに、現代の奴隷労働(そういうタイトルで検索してみてください)というべきものが存在しています。 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%A5%B4%E9%9A%B7%E5%8A%B4%E5%83%8D&lr=
- aytensi
- ベストアンサー率24% (25/101)
奴隷の意味を広く解釈すれば現代でも起こっています。 タイやフィリピンの女性が仲介の会社に騙されて日本に送られ パスポートを取りあげられ売春をさせられているニュースは良く聞きます。 また、フランスでは若い夫婦がブラックアフリカから来た女性を 「滞在許可証を取れるよう手続きして上げるから」 とだまし、お手伝いさんとして長時間薄給で働かせ、そのあとその女性を友達に「上げる」と言う形で友達が引き続き薄給のお手伝いさんととして働かせたことが社会問題になったことがあります。
- aruaru_
- ベストアンサー率27% (103/375)
googleなどで一度調べてみることをお勧めします。 ここで質問されているのはアメリカの奴隷制度のことでしょうか? 自分で調べてみるとよくわかりますが、多くの事例で奴隷問題は起こっています。 質問に書かれていないので判断は難しいですが、アメリカだと判断して回答します。 アメリカ南部などではトウモロコシ、綿花、サトウキビが生産されており(プランテーション)その労働力が必要であった。 当時、イギリスなどで産業革命により大量に原料の綿花が必要になり需要が増えたこと。 炎天下での肉体労働など過酷な作業が多く、暑さに強い黒人が重宝された。 誰しも重労働はしたくないし、奴隷に人権は与えられていないから過酷な労働に従事させても良心は痛まなかったのでは また奴隷とは同一の文化を作るつもりはないと思われるので文化の純度はあまり意味がないのでは? またそこまで考えて奴隷を売り買いしていたとは思えない。 子供の奴隷を買い、成長して労働力になるようになると高価に売れるため金儲けの手段としても利用されていたようです