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燃料電池の電解質はなぜ膜状がよいの?
燃料電池の電解質には液状よりも膜状の方がよいと聞いたことがあります。 なぜ膜状の方がよいのでしょうか? 液状の方が形成性や電極の接触性なども高いような気がしてなりません。 また膜よりもガスクロスオーバーの危険性も低いように思えます。 液状だと漏れてしまうということも考えられますが、漏れない以外に膜状の利点は何があるのでしょうか?
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monachiさんが言われる通り、液漏れは大きな問題だと思います。 その上で、更に膜状の利点として考えられることとして、集積化が比較的容易なことが挙げられると思います。 単位体積当たりの発電効率を上げるためには、当然、集積化が重要になるはずです。 その場合、液では成形にかなり制約がつきますが(例えば電極が「縦型横並び」にしろ「横型重層」にしろ、上下での電解質層の厚さの均一性の確保が問題となるはず)、電解質を膜状化(固形化)させておけばその制約を回避できます。 このこともあって、「膜状の方がよい」という評価があるのではないでしょうか。
お礼
レス遅れて申し訳ありません。 液漏れはやはりそれ自体が大きな問題なのですね。 集積化・・・なるほど、より実用面での課題が出てくるわけですね。具体的で分かりやすいご指摘ありがとうございました。