• ベストアンサー

なぜ燃料電池車?

 今燃料電池で動く車等が盛んに研究されているようですが、燃料電池車のメリットは何でしょうか?  素人考えでは電気なんか作らずに水素と酸素を燃焼させてエンジンを回したほうが効率が良さそうな気がするんですが・・・・  燃料電池車ってガソリンエンジンで発電機を回して、 その電力で車を動かすことと本質的に同じでは・・・うっ効率悪そう・・・(笑)  皆様、よろしくお願いいたします。m(_ _)m

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • joshua01
  • ベストアンサー率66% (222/333)
回答No.5

こんにちは。 面白い目の付け所ですね。 私も十分な理解をしているわけではないでしょうが、次のような回答ではいかがでしょう。  まず、燃料電池と、水素エンジンとを比較された考え方は全く正しいと思います。両者には結構共通点があります。  燃料電池でも排気ガスは出ます。石油・アルコール系燃料電池では水蒸気に加えてしっかり二酸化炭素まで出ますし、水素系燃料電池なら排気ガスは水蒸気だけですが、注入する水素を電気分解で作ると発電所ではやはり多くが石油を燃やすことになるでしょう。  また、燃料電池でもしっかり廃熱が出ます。その点ではエンジンと同じように冷却(ムダに熱を捨てるプロセス)が必要でしょう。  それでも燃料電池の自動車への適用が期待されるのは、やはり、排ガスと効率の問題です。 ・燃料電池でも排ガスが出るとはいえ、反応温度が低いので「窒素酸化物」は出にくく、分子レベルで反応が進むので石油系燃料電池でも「微粒物質」(すす)は出にくく、いわゆる「有害排ガス」は極端に少ないのです。 また、同じように石油がエネルギー源の場合でも、自動車で石油を燃やすのに比べ、発電所で燃やす場合は、排ガス処理装置が大型にできるので、「有害排ガス」の処理はこれまた極めて有利になります。 ・熱効率でも燃料電池は極めて有利です。同じように廃熱は出ますが、そのレベルは非常に低く、ガソリン車で7割近くを捨てている(エンジン自体の保護のために冷却するとともに、爆発的膨張を使うので、まだ熱いのに膨張速度の下がった燃焼ガスはみすみす捨てている)のに比べて、燃料電池車は損失を3割以下にすることも夢でないとか。この程度だと、発電所の電気で水素を作るような二度手間による効率の低下もカバーでき、余熱は車内の暖房にちょうど良い程度になるかも知れません (大規模な発電所は、車載エンジンに比べて、熱効率の点でも有利です)  なお、この他に、燃料電池車は、電気を中間媒体とする(動力に電気モーターを使用する)ことで、停止のエネルギーを次回の加速に使える(回生)や、加速に有利な設計をすると定速運転の場合の効率を犠牲にしなければいけないエンジン車の宿命の部分で有利でしたが、この点は、「ハイブリッド車」の実用化であまり強調できなくなってきました。  また、ブラジルなどでは農作物やその副産物を発酵させてアルコールを作り、エンジンを回す自動車の普及が進んでおり、これらは、化石燃料に比べて温暖化ガスの絶対的排出量を減らすことができ、中期的には有力な取り組みともいえます。(排ガスの点でも有利。)  それらの点で、エンジン車(内燃機関)も捨てたものではなく、未だ高価で大きさの割に出力が低い燃料電池を手放しでは誉められないので、質問者さんの目の付け所は間違っていないでしょうね。要は、どの時代に着目するかということでしょうか。 さてさて、長くなりましたが参考になりますでしょうか お役に立てれば幸いです。

すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (4)

  • inaken11
  • ベストアンサー率16% (1013/6245)
回答No.4

燃料電池は、化学反応で電気を起こすシステムです。 電気分解で水から、水素と酸素が出ますが、これを逆に結びつければ、水と電気が取り出せます。(宇宙船でよく使われています) 一方、普通のエンジンのように、水素を燃焼させて、熱エネルギーにし、空気を膨張させて、ピストンを押し下げエンジンを回し、動力を取り出すシステムでは、シリンダーの中で、「ボンッ」と燃やした瞬間、シリンダー壁やシリンダーヘッドに熱を奪われてしまいます。 そして、エンジンはそのままにしておくと、温度が上がり焼き付いてしまいます。 それを防ぐために、わざわざ水で冷やして、せっかくの熱エネルギー捨てています。 まぁ、エンジンの能率が悪い理由はこんな所です。

すると、全ての回答が全文表示されます。
  • cricket
  • ベストアンサー率22% (107/466)
回答No.3

燃料電池の良い所は充電ではないので、燃料を入れたらすぐ電気が発生して危機を使用することが出来るところだと思います。そこが従来の電気自動車に勝るメリットです。 排気ガスを出さないので環境にも優しいですね。音も静かでしょうし。 エンジンで発電機を回すのは「ハイブリッドカー」って奴ですね。 プリウスの場合、走行中ブレーキを掛けるとそのエネルギーで発電機を回して電池の方に電気を送ります。 パワーで言えば従来のエンジンの方が勝っているでしょうけど、上記の様に余剰なエネルギーの回収は出来ません。 プリウスは高速道路の走行も全然問題ないそうですし、結果35km/lの低燃費と言うのは非常に効率が高いと言えると思います。 ちなみに潜水艦って実はハイブリッドなんですよねー。 エンジンで進むことも出来ますが、ディーゼルエンジンで発電機を回して充電し、モーターで進むことが出来ます。 これは燃費云々と言うよりは、音を発すると潜水艦がいる事がばれてしまい、しかも敵に位置を知られてしまうため、こういったシステムが搭載されています。 燃料電池車はまだ始まったばかりですし、ハイブリッドも含めてもう少し長い目で見守ってやってください。

すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.2

燃焼機関の方がはるかにエネルギー交換率は悪いですよ。 (車だと半分以上、熱と振動や音にかわってしまう) 最新の電気モーターだと馬力も燃焼機関と同等かそれ以上でます。 燃料電池のメリットは、 ・化石燃料を使う時に比べて排気ガスがクリーンだから。 ・燃料の精製が非常に楽なので、化石燃料が枯れても未来がある

すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.1

全く違います。 燃料電池は、ガソリンエンジンで発電機を回すのに比べて、はるかにエネルギー効率はいいですから。 燃料電池とは というキーワードで、goo, google等で検索してみてください。 ただし、クリーンであることが主な利点だと思います。 (窒素酸化物等の有害排気ガスを出さない)

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A