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水酸化アルミニウムはなぜアジュバント作用を示すのですか?

水酸化アルミニウム(Alum)はアジュバント作用を持つようなんですが、なぜですか?ご存知の方は教えてください。

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回答No.1

そうなんですか。想像もつきませんが。あなたがお聞きになった出典をお教えください。 下記の文献に当たってはどうでしょうか。 「月刊薬事 1997 11 によれば、 アジュバント adjuvant:免疫増進薬  アジュバントは元来助ける,振動するという意味ですが,免疫学で用いられ,抗原と混合または組み合わせることで抗体産生の増大,免疫応答の増強を起こす物質の総称です。  アレルギー性副作用で最も注意を要するのはβラクタム系です。なぜβラクタム系がアレルギー原性が高いのか? 現在のところ薬剤側と生体側の二つの要因が考えられます。  薬剤側の要因では、βラクタム系薬剤は蛋白と共有結合しやすいため、生体の高分子物質と結合し完全抗体を形成しやすいと考えられます。ベンジルペニシリンがベンジルペニシロイル-蛋白を形成することは古くから報告されています。  生体側要因では、抗菌剤アレルギー一般にいえることですが、感染菌、あるいはその死菌体がアジュバント作用を有している可能性が考えられます。  小柴胡湯による間質性肺炎がインターフェロン製剤の併用により発現頻度が高まる事例は、インターフェロン製剤のアジュバント効果を強く示唆します。さらに、漢方製剤もアジュバント効果を有する可能性があります。  βラクタム系薬剤の肺炎の潜伏期間(薬剤服用から過敏症状発現までの期間)が10日前後であるのに対し、漢方薬による肺炎の潜伏期間は平均4ヶ月で、長いものは1年を超えるものもあります。  通常のアレルギー反応では考えにくい潜伏期間が漢方薬のアジュバント効果を指示しています。  小柴胡湯には肺線維芽細胞のIL-6やIL-8の酸性を増強します。作用が有り、構成生薬の中の柴胡と半夏とIFNのSansei作用を有することが報告されています。」と。

kabikabikabikabi
質問者

お礼

こんなにも長く説明していただいて、本当にありがとうございました。お礼の投稿が遅くなってしまい申し訳ありません。参考になりました。 ありがとうございました。