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江戸時代の家は外から天上裏へ侵入しやすい構造でしたか?
時代劇を見ていますと、悪者のたくらみを正義の味方の手下が天井裏で聞き耳をたてている場面をよく見ます。 江戸時代の家の構造は外部から侵入しやすい構造になっていたのでしょうか? 屋根の瓦などすぐにはがれるような構造になっていましたか? よろしくお願いします。
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■瓦はさすがに簡単には外れません。音もします。 ■けれども、現代の家には無いいくつか天井裏に入る入り口が家(庶民の家ではありません。武家屋敷や商家です)にあったのは事実です。 ■大きな屋敷では、今で言う「棟換気」として小さな寄棟の屋根に換気口がついている構造がよくありました。そこから侵入することができます。もちろん格子を切らなくてはなりません。軒先換気部分は高さが低いのでとても無理だったでしょう。 ■一旦屋内に入れば、土間や押入れなどの天井は外せますので屋根裏への侵入は容易です。これは庶民の家でも同じですのでご存じの方も多いでしょう。 ■大きな屋敷は屋敷全体が口の字状になっていて門や厩も一続きの棟となっているものがあります。これらの屋根裏に侵入すると屋根裏の梁づたいに母屋までたどりつくことができます。 ■もちろん当時でも防犯構造はそれなりにあったのですから、簡単に忍び込めるものではありませんでした。けれども、小屋裏収納ではなくてほんとうの屋根裏に物品を隠しておくようなことは今より一般的に行われていたので、屋根裏への出入りは簡単な構造であったことも事実のようです。
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- cubics
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時代劇にあるシーンは、おそらくどこか(窓や戸)から他の部屋にはいって、押入れなどの天井を開けて、天井伝いにその部屋の天井裏に来たのでは? まあ、昔の家は、特に軒の部分が天井裏への通気の関係であいてたりしますから、そこを破って入り込むことはできたかもしれませんね。
- finneganswake
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いや、無理でしょ。 瓦だって瓦釘でおさえるだろうし。 浅田次郎の「天切り松」という泥棒の小説があります。明治初期の設定なんだけど、のこぎりで天井切って、侵入してる。小説だから本当かどうかわからないけど。 それに合板のない時代だから、簡単に天井裏も歩けるなんて思えないんだけどな。歩くとしたら、梁の上じゃないかしら、といつも思う。 田舎の家の天井、踏み抜いたことがあるんですけどね。 雨戸はうまくやれば外れると思う。それにしたって、音がするしなぁ。