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ニュートリノと反応する物質
ふと思ったんですが、一般の物質がニュートリノと反応するってことは、穴の大きさが糸の太さの1万倍も大きい荒い網を使って、糸の太さより小さいものを受け止めようとするようなものですよね。 まさに天網恢恢のたとえ通り(笑) で、それで思ったんですが、ニュートリノと反応するようなそんなデヴィ婦人みたいな物質って、具体的にいうといったい何でしょう?(ヤフートピックスには「特殊な油液」としか書かれていませんで、それで気になったのです) 案外塩水だったりするんでしょうか。
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仰る通り、ニュートリノは非常に小さく、物質との反応も殆どないので、観測は非常に困難です。 >1さんの回答のように太陽ニュートリノを検出するスーパーカミオカンデは50,000トンの純水を使っています。 この水の電子にニュートリノが衝突すると、電子がはじき飛ばされ、その電子が光の速さよりも速く走る場合、ごく弱い光が発生し、これを観測しています。 ただし、荒い網というご指摘の通り、殆どのニュートリノは素通りしてしまいます。 しかし、その網にぶつかるニュートリノも存在するので、時系列的なニュートリノの増減などを観察することができるのです。
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- bond44
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#5の追記です。 スーパーカミオカンデで純水が使われているのは、本来、陽子崩壊を観測しようとして作られた施設だからです。(結局陽子崩壊は観測されませんでしたが) カムランドはニュートリノを観測するために作られたので、こちらの液体のほうが、ニュートリノを検出するにはすぐれているはずです。
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ありがとうございます。 だんだん理屈が分かってきました。 助かりました。
- bond44
- ベストアンサー率40% (8/20)
最新型のニュートリノ観測装置カムランド(カミオカンデの後継装置)では、液体パラフィンとベンゼン類の混合物を利用しているそうです。ヤフートッピクスに書かれていたのはこれのことではないかと思います。 後は、#2のかたのおっしゃるとおりです。
お礼
ありがとうございます。 水以外にも色々出てきましたね(^_^; やっぱり何でもよかったみたいですね(笑)
- sekisei
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こんばんは。 塩素37などはニュートリノと反応してアルゴン37に変化するようです。 測定装置ではこの塩素をクロロフルオロカーボン(CFC)として使用していたのではなかったかと思います。 特殊な油液とはこのCFCのことではないかと思います。 (参考urlでは四塩化炭素を使ったようです。P20)
お礼
ありがとうございます。 ようするに装置によって色々なんですね(^_^; でも原子の種類が変化するほどの如実な反応をするなら、たしかに地球のニュートリノを観測できるのも納得です。
- tanakarakusamoti
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スーパーカミオカンデに似たものですが、純水は純水でも、重水というものを使っている装置があります。水分子H2OのO原子の原子核は通常、 陽子1コ 中性子1コ で構成されていますが、この重水のO原子の場合は、 陽子1コ 中性子2コまたは3コ となっており、通常の水よりも分子量は大きな値をとります。この重水を使ってニュートリノの観測を行う装置もあるそうです。
お礼
ありがとうございます。 なるほど。重水の方が水素原子が増えた分だけ密度を上げやすくなるでしょうしね。 考えてみりゃ、液体の状態で電子密度がある程度高くて、しかも安価なものとなると水しかないですからね。
- 6dou_rinne
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スーパーカミオカンデは巨大な水槽に水が入っていたはずですが。 その水の分子とニュートリノがぶつかったときに発生する光を捉えるんだったような。
お礼
ありがとうございます。 特殊な油液の正体は水でしたかー(笑) うーん、意外な答えでした。
お礼
ありがとうございます。 水でよかったんですね。 電子光を利用しているんであれば、けっきょくのところ何でもいいってことなんでしょうか。 人類総デヴィ夫人みたいな(笑)