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余りと、余りの2乗の余りが一致する個数
まず、自然数Nで割ります。 すると、その余りは0~N-1までのN通りあります。 次に、その余りを二乗します。 そして、それぞれを再びNで割ります。 そのとき、余りが、前の余りと同じになる個数が2のM乗あります。 そのMは自然数Nを素因数分解したときの素数の種類の個数と一致します。 例えばN=10(=2×5)のときは二つの余りが一致するのは0、1、5、6の、4個存在します。これはNの素数の種類が2と5であるため、2の2乗と一致します。 しかし、なぜこのようなことがいえるのか、わかりません。また、もしかしたら、これはすべてにおいてはいえないかもしれません。 ですから、この証明、もしくは反例を教えていただけたらと思います。
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0≦x<N として条件を満たすxを探します。 与えられた条件 x^2 (mod N) = x を変形すると x(x-1) = aN (aは0以上の整数) となります。 ここで重要な性質として、「xとx-1の両方が 同じ数の倍数となることはない」を利用します。 つまり、Nが8の倍数という場合だと、必ず xかx-1のいずれかが8の倍数となり、一方が2の 倍数で、もう一方が4の倍数というのはありません。 さて、1つの例として N=2^2 * 3 = 12 を考えてみます。 このとき、xとx-1の候補としては x: -- x-1: 2^2 * 3 の倍数 (1) x: 2^2 の倍数 x-1: 3 の倍数 (2) x: 3 の倍数 x-1: 2^2 の倍数 (3) x: 2^2 * 3 の倍数 x-1: -- (4) つまり、2^2 の候補があります。 これは一般的にNを素因数分解したときの 素数の種類数をkとすると2^kとなります。 残りの証明は、各候補に対してちょうど1つ うまくいくようなxが存在することを示します。 #ちょうど1つ示すために、2つ以上存在しないこと 1つは存在することを示すことになると思います 証明はここには書きませんが、上の例だと (1) x=1 (x-1=0) (2) x=4 (x-1=3) x^2 = 16 = 12 + 4 (3) x=9 (x-1=8) x^2 = 81 = 12*6 + 9 (4) x=0 とちょうど1つずつあることが確認できます。
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すみません。最後だけ間違えました。 M ≠ 1 ですね。
こんにちは。結論から言うと、一般には成立しません。 (反例)N が素数のとき。 p を N で割ったあまりを q とすると、q = 0 , ... , N - 1 で、なおかつ q と N は互いに素だから、q^2 と q が N で割って同じ余りになるなら、q と 1 を N で割っても同じあまり。(合同式を使うことで示される。)また、q を 0 から N - 1 まで動かすと、q^2 も 0 から N - 1 まで動く。したがって、この条件を満たす q は 1 のみ。このとき、M = 0 だが、素因数の種類は N の 1 種類だから、M ≠ N。 こんなもんでいかがでしょうか。参考になれば幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。 しかし、素数のときは、q=1だけでなく、q=0のときも条件を満たすと思うのです。だから、q=0、1で2個存在します。だから、M=1になると思います。いかがでしょうか?
- Tacosan
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10 を例にしているんだけど, 0, 1, 5, 6 を 2 と 5 のそれぞれで割ったときに余りを考えるのがはやいかと思いつつ: 任意の素数 p と整数 n≧1 に対して x^2 ≡ x (mod p^n) ⇔ x ≡ 0 or 1 (mod p^n) を証明しておいて中国剰余定理かな? 前半の証明は, n = 1 のときは x^2 ≡ x (mod p) より x^2 - x ≡ 0 (mod p) より x^2 - x = x(x-1) = ap (a ∈ Z) とおけて p が素数であることから x ≡ 0 or 1 (mod p) でなければ x(x-1) が p を因数として持たないこと, n > 1 のときは x^2 - x = x(x-1) = ap^n (a ∈ Z) とおいて x と x-1 がともに p^n を因数に持たないと仮定すると x と x-1 が p を公約数に持つことになって矛盾する, ってやるかな.
お礼
中国剰余定理、知らなかったです。 これから勉強したいと思います。まだ理解が…。
お礼
回答ありがとうございます。 少しわかったような気がします。 本当にありがとうございます。 各候補に一つずつうまくいくxがあるかどうかはわかりませんが、きっとあるのでしょう。