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平等選挙と普通選挙の違いについて
まず違いが分からないのですが、日本は普通選挙で1人一票、平等選挙の場合は身分、収入、などで複数の票を持てると本に書いてありました。 次に「学説では議員一人当たりの人口の最高選挙区と最低選挙区とで一票の重みに約二倍以上の格差が出る」の意味が理解できません。最高選挙区って何なのですか?分かりやすく説明お願いします。
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1人1票であって その価値は平等でなければならないという観点から 格差があれば是正しなければいけません。 例えばA選挙区では定数1で選挙人(つまり投票する人)は20万人。 B選挙区では同じく定数1で選挙人は10万人と仮定します。 この場合1票の価値の格差が2倍であるわけですから A選挙区を分割してA1、A2という選挙区を作るか もしくはB選挙区をC選挙区と一緒にしてB’選挙区を作るのか ということになります。 そうすれば少なくとも平等な価値に近づくわけです。 まあ、この作業は全国に及びますから 単純には行きません。 全く1倍というのは選挙区制度の中では不可能です。 ただ、なるだけ1倍に近づけることは必要かもしれません。 唯一格差1倍が可能になるのは 全国を1区とする制度だけです。 参議院議員選挙における比例代表制度の1票の価値は全くの平等です。
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- you19994
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ちょっと勘違いされているのですが 普通選挙と平等選挙は両立するものです。 日本の選挙制度は 普通選挙であり、平等選挙であり、秘密選挙であり、自由選挙であり、直接選挙なのです。 これらを選挙の基本原則といいます。 つまり 日本の選挙は 人種、信条、性別、教育などによる差別がなく、一人一票を原則とし、各有権者の投票価値を均等に扱い、有権者の自由な意思に基づく投票であり、無記名投票を行い、直接自ら公務員を選定することができる選挙なのです。 ですから普通選挙より平等選挙の方がという表現にはなりません。 もし今ご理解されて考えだと 性別、教育などで差別されるけど、一人一票の方が良いということになってしまいます。 そうではなく全部採用されている制度だということをご理解していただきたいのです。
- harukamei
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まず、普通選挙とは元来は納税額や財産を選挙権の要件としないものをいいますが、今日ではそれを含め、人種・信条・性別・教育などによって差別しないことをいいます。それに対して、平等選挙とは、各有権者の投票価値を均等に扱う原則をいいます。従って、ご質問の「身分、収入、などで複数の票を持てると本に書いてあった。」というのは全く逆で、身分、収入などで複数の票を持てるのは不平等選挙といいます。 次に、「学説では議員一人当たりの人口の最高選挙区と最低選挙区とで一票の重みに約二倍以上の格差が出る」のことについてですが、これは各有権者の投票価値について聞いているかと思います。このことについては今日、議員定数不均衡をいう形で非常に問題となっているものです。全国をいくつかの選挙区に分けますね。その場合にА選挙区の定数が3,В選挙区の定数が2として、それぞれの選挙区に有権者が何万人といますが、その場合に議員一人を選ぶのに何人の有権者がいるかを計算します。例えば、А選挙区の有権者が12万人だとすると議員一人当たりは4万人の有権者がいることになります。一方、В選挙区では有権者が5万人だとすると議員一人当たりは2万5千人の有権者がいることになります。そして、最高選挙区というのはその議員一人当たりの有権者の数が全国で最も多い選挙区を言い、最低選挙区とはそれが最も少ない選挙区を言います。そして、学説で言われているのはその差が2倍以上であれば一票の重みに格差があるということでそのような選挙区の配分規定は違憲ではないかと主張するのです。つまり、最高選挙区と最低選挙区とで2倍の格差があるということは、最高選挙区の有権者の投票価値は最低選挙区の有権者の投票価値の2分の1しかないということなので、それを超えたら平等選挙原則に反するのではないかと主張しているのです。
お礼
やっと理解できました。なるほどだったら平等選挙のほうが普通選挙よりも公平ですね。最高選挙区と最低選挙区が発生するのは不平等だと思いました。ちなみに今の日本の選挙は平等なのですか普通なのですか?
- weiemes15
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その本、ちょっと変だと思います 平等選挙が一人一票だけど身分、収入、などで票が与えられない場合がある選挙で、普通選挙は、身分、収入、などに関わらず全員に一票が与えられる選挙、身分、収入、などで複数の票が与えられるのは不平等選挙(差別選挙)だと思います 『議員一人当たりの人口の最高選挙区』というのは、それぞれの選挙区の人口(あるいは有権者数)をそれぞれの選挙区の選出議員数で割った答えが、全選挙区の中で一番大きい選挙区のことです それだけ、一人の議員を議会に送り込むのに必要な票数が多いということですから、一票の価値が小さいということになります
お礼
ありがとうございます。もしかしたら見間違いしたのかもしれません。しかしいまだに平等選挙の意味が分かりません。
- you19994
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まず、普通選挙(この場合広義の普通選挙)とは年齢以外で性別・信条・財産等の制限を設けずに選挙権を行使できる選挙形式を指します。 例えばその昔は税金を一定額納めないと選挙権がありませんでした。 平等選挙とは一人一票を原則とし、各有権者の投票価値を均等に扱う選挙形式を指します。 次の質問は 例えばある衆議院選挙で東京の小選挙区「A区」と鳥取の小選挙区「B区」があるとします。 A区は人口が多く選挙人が30万人います。 B区は人口が少なく選挙人が10万人しかいません。 この場合、1票の持つ価値が A区はB区と比べて3分の1となってしまうのです。 つまり、A区の3票=B区の1票となってしまうわけです。 これは憲法14条に定められている法の下の平等に違反する可能性があるわけです。 だって3人でようやく1人分なんて1人の価値に差がありますもんね。
お礼
昔の選挙は制限選挙ですよね?平等選挙の意味がいまだに分かりません。次の質問は理解できました。とても分かりやすい例でした。ありがとうございます。
補足
ありがとうございます。指摘を受けてもう一度いろいろなサイトを調べなおしました。普通選挙とは身分「例えば中卒」、性別「例えばおかま」、財力「例えば収入がない」など関係なく選挙権が与えられる選挙制度。平等選挙は1人一票の価値が同じ「例えば貴族や大株主などの財産をたくさん所有しているものと一般人の票は平等」である制度。つまりこの逆が不平等選挙。そして日本の選挙制度には四原則が採用されていて、普通、平等、直接、秘密選挙がある。現在問題となっているのは最高選挙区と最低選挙区における議員の数が違うことから平等選挙に違反しているのではということである。ここまで当ってますでしょうか? また記事の続きにこの平等選挙対策として制限なく参政権を導入すべきであると書かれていたのですが。これは最高選挙区での票の価値は少ない。例えば最高選挙区が40万、最低選挙区が1万、議員が最高が4人、最低が1人だとすると「極端ですが」最高では十万人に1人の議員、最低では一万人に1人の議員で不平等である。だから最低と同じ一万人に1人議員と同じ40人まで参政権を出せといっているのでしょうか?