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平等選挙について
一人一票の原則ってどういう事なんですか?それと、どうしてこの原則だけでは、現代において平等選挙を実現できないのでしょうか?教えてください。
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選挙制度には大きく4つの原則があって、そのうちのひとつが「平等選挙」です。その4つとは、(1)普通選挙 (2)直接選挙 (3)平等選挙 (4)秘密投票 です。 普通選挙とは、一定の年齢に達した人すべてに選挙権が与えられるということ。直接選挙は有権者が直接候補者を選出すること。平等選挙は、財産や地位(身分)に関係なく、すべての有権者が同じだけの1票の価値を持つということ。秘密投票は、誰に投票したのかを秘密にすることができることです。 したがって、平等選挙の原則のもとでは、ふつう、すべての有権者がひとり1票ずつということになります。(ちなみに、株主総会は、持っている株数に応じて票数が変わります)ですから、一人一票の原則とはこのことではないでしょうか。 さて、ところが、選挙区が異なれば、その1票の価値が変わってきます。 例えば、同じ選挙の同じ定員1人のA選挙区には有権者が10万人、B選挙区には有権者が20万人いたとすると、1票の価値は2倍の違いがあります。これを一票の格差とよび、「すべての有権者が同じだけの1票の価値を持っている」とは言えない状況になります。 つまり、一人一票だけでは、選挙区の間での一票の格差が存在する限り、すべての有権者の一票の価値が同じとなる、完全な平等選挙は、実現できない、ということではないでしょうか。
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こんにちは。補足をありがとうございます。 「1票の格差」の問題は選挙の度に話題になりますが、 これは議席の振り分けの問題であり、選挙制度自体の問題ではない、 と考えています。 もちろん、格差など無いに越した事はないのですが あったからと言って、さほど困るものでもないと思うんです。 実際「1票の格差は違法だ」と言って裁判などを起こすのは 選挙に負けた人だけですし、格差が無くなれば政治が良くなる という訳でもありません。 人口に比例して議席を振り分けると、東京は100人で 鳥取県などは、5,6人という事になってしまいます。 これでは、別の意味で不平等になります。
お礼
冷静に考えると、必ずしも「マイナス」ではないんですね。参考になりました。
- hanbo
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国民は、いかなる事情や条件があったとしても、選挙においては1人1票しか投票が出来ないということです。税金を多額に納めていても、生活保護を受けている人も、選挙においては国民みな平等に、1票の投票が出来るということです。 しかし、同じ平等の一票でも、選挙区による1票の「格差」が生じています。例えば、人口の多いある選挙区では10万票を取らなければ当選できないのに、農村部の過疎地のある選挙区では2万票で当選できるような実例があります。この場合の1票の価値は、明らかに5倍の格差が生じていることになります。このような意味では、平等選挙とはいえないでしょう。最高裁判所の判例でも、この格差是正について触れた例がありました。
お礼
回答ありがとうございました。
こんにちは。 ご質問の趣旨をイマイチ把握しかねるのですが... >一人一票の原則ってどういう事なんですか? 昔、ビートたけしがギャグで言っていた 「俺は何億って税金払ってるんだから、10票くらいよこせ」 とか、そういう話でしょうか? 年齢、性別などにとらわれず、全ての人に1票を投じる 権利がある、という事だと思いますが。 >それと、どうしてこの原則だけでは、 >現代において平等選挙を実現できないのでしょうか? 私は、現代の選挙が平等ではない、とは思っていないのですが、 新聞か何かに、こう書いてあったのでしょうか。 「1票の格差」の事をおっしゃっているのでしょうか。
補足
ice001さん、私が必要としている答えは、まさにその通りです。実際に、「一票の格差」を実感した事が無いので、文面だけではいまいち理解しかねて、質問させていただきました。
お礼
分かりやすい説明ありがとうございます。おかげで、何が要点なのかはっきりしました。