タイムパラドックスについて

質問

未来に行った時にタイムパラドックスがおこるのはわかるんですけど、過去に行った時におこるのは間違ってません？現在の自分Ａが過去に行って自分Ｂを殺したとしてもその世界の自分Ｂが死んだだけで自分Ａが存在しなくなるという考え方って間違ってません？

回答No.15

SPROCKETER

過去に戻った時にタイムパラドックスが起こるのは間違っていません。

　電子回路やプログラムで過去に戻るループを作ると、ハウリングが起こったり、オーバーフローが生じたりしますから、タイムパラドックスも起こるはずです。

　自分Ａが過去に戻って自分Ｂを殺そうと考えたとします。その瞬間に、自分Ａは過去に自分に酷似した男から殺されそうになった記憶を思い出し、恐怖に怯えて計画を中止するのが正解ではないでしょうか。

　自分Ａが過去に戻って自分Ｂを殺害しようと考えた時点で、自分Ａの過去に自分に酷似した男から殺されそうになった記憶が付け足され、恐怖の記憶として思い出されれば、自分Ａは過去に戻って自分Ｂを殺そうとは考えなくなるからです。

　それでは、自分Ａには、なぜ自分に酷似した男から殺されそうになった過去の記憶があるのでしょうか。両方が同時に起こると考えてみるとわかります。自分Ａが過去に戻っても自分Ｂの殺害に失敗すれば、自分Ａに繋がる時間軸は矛盾しませんが、自分Ｂの殺害に成功すれば、未来の自分Ａに繋がらなくなるからです。

　従って、過去に戻って自分Ｂの殺害に失敗する場合は過去に戻れますが、そうでない場合は、過去に戻ろうとしないで、過去の忌まわしい記憶を思い出して計画を中止するわけです。

　結局、自分Ａが過去の自分Ｂを殺そうとすると、この２つの矛盾の比率が変わるだけで、強い殺意を持って過去の自分Ｂを殺そうと考えるほど、未来の自分Ａは過去に自分自身から受けた傷が深くなって、寿命が縮み、殺しに行く前に死ぬ結果になると考えれば良いわけです。

　自分Ａが過去の自分Ｂを殺しに行くという逆説は、過去の記憶を思い出してやめるか、過去に戻っても未遂に終わって失敗するしかなく、自分を完璧に殺そうとすると、自分自身が過去に行く前に死亡する結果になると考えれば矛盾は生じません。

　こういう負のフィードバックが過去と未来の間で起こっているのだと考えれば、タイムパラドックスは起こり得るという結果になるはずです。

　タイムトラベル：http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB

回答No.14

gusyanii

難しいことはよくわかりませんが、個人的な考えではタイムパラドクスおきないと思います
仮に自分のみ時間を移動したのなら、本人が過去なり未来なりに行って、行ったことを認識してから
その世界が自分がいる世界として確定するのではないのでしょうか？
あくまでも、行った世界の観測者が自分だけの場合ですけど……（シュレーディンガーの猫）
自分Aと自分Bが存在するよくわからない確率世界（仮）ができるだけなのではと思います

もう一つ考えられることでは、自分Aが自分Bを殺しても自分Aが過去に戻るという原因が自分Bを殺す結果になるなら、自分Bは自分Aが過去に戻って自分Bに真実を認識された時点で自分Bは自分Aになるまで死ねない気がする（確率世界での未来の確定）
逆に自分Aが亡くなって、その世界の自分Bとして死んだことにされるような気がします

原因があって、結果があって、観測する人がいて初めて事象が存在するわけですから
自分Aが自分Bを殺害しても、自分が消えてしまう可能性の高い世界と自分が消えない可能性の世界両方の世界が存在していて、より観測者の多い（後世に考えられる可能性の高い）世界が現実世界として上書きされていくのでは、ないでしょうか？

あくまでも、個人的な考えであって根拠はありませんがそれを言ったら鶏と卵だってよくわからないですけど、親が先でも子が先でも現実に存在しているわけですから影響はしないと思います

回答No.13

SPROCKETER

コンピュータプログラムを考えてみるとわかりやすいと思います。

まず、変数Ｘに１を加算し、過去に戻って変数Ｘに０を入れてみます。すると、変数Ｘに１を入れる前の変数Ｘの値は０になっているはずですよね。

ＬＡＢＥＬ１　Ｘ＝０
ＳＴＡＲＴ：　Ｘ＝Ｘ＋１　；ここからプログラムを実行します
　　　　　　　ＪＭＰ　ＬＡＢＥＬ１

しかし、それならば、プログラムを実行する前は変数Ｘの値がわからない過去が存在した事になります。もし、最初の過去が変数Ｘ＝２だったら、変数Ｘは現在で３になった後、過去に戻って０になった事になります。

これが１度だけ起こった後は、何億回ループを繰り返しても変数Ｘの値は０と１の間を繰り返すだけで、それ以外の値に変わる事はありません。

タイムパラドックスも同じ矛盾を抱えているように思います。最初に自分Ａが過去に戻って自分Ｂを殺すとしたら、自分Ｂを殺した段階で自分Ａが自分Ｂを殺しに行く可能性は無くなるわけですが、コンピュータでは、こういう事件が起こっても、自分Ａが自分Ｂと入れ替わっただけで、自分Ｂの死体が残るのを問題にしなければ、未来には自分Ａが戻って来ることが出来ます。

もっとも、これは世界がコンピュータシミュレーションであった場合の話で、現実の世界では、こういう簡単なロジックで説明出来るものにはならないだろうと考えられます。

人間が過去に戻るのではなく、１個のタキオン粒子が過去に戻ってタキオン検出装置を作動させただけで、タキオンが実在するという論文が発表されて歴史が変わる可能性もあるわけで、タイムパラドックスは素粒子レベルで議論される必要があるように思います。

逆説的に考えると、たとえば、コンピュータシミュレーションを使って明日の天気予報を放送している現在が、すでにタイムパラドックスを作り出していて、天気予報の情報を知った人々が明日の行動を変えた結果、未来が大きく変わっている可能性も否定出来ませんし、インターネットが普及して起こっている社会現象を見ても、同じように未来に大きな影響が出ているはずです。

すでにタイムパラドックスは現実のものになっていると考えた方が良いのかもしれません。

回答No.12

bttf2003

質問者さんが、＃２さんの「お礼」で
＞平行世界になるのが正しい考え方ですよね！！
ドラゴンボールが一番正しいとおもいます。

と書き込んでいるので、ドラゴンボールに関するタイムパラドックスを検索したら、参考URLを見つけましたが、これは古典物理学的な平行世界です。
この説によれば、未来から過去に戻り過去に干渉した結果２つ以上の平行世界が同時に存在することが可能だとしていますが、そうするとエネルギー保存則が成立しないことが考えられてます。
なぜなら、この説では平行世界は無限個できることが許されるので、世界全体のエネルギーが、その場合は無限大になると考えられます。（現時点では、エネルギー無限大の世界は存在しないと考えています）

それを避けるには、「エネルギーが無限大でも、エネルギー保存則が成立する」理論を考えるか、「平行世界が無限個出来ることはない」という理論を考える必要があると思います。
そのどちらも、相当難問であることは間違いありません。
パラドックスは、小説・映画・アニメ等のフィクションでは、存在してもかまいませんが、現実の世界では、パラドックスがある世界はない、とされています。
そこで、わたしが立てた仮説では、平行世界とは「量子力学的な平行世界」であり、選択可能な世界が２個以上ある世界です。
この場合、選択される前は無限個の世界を考えても良いが、その可能性の確率を合計すると必ず１以下である。
従って、選択する前は５０％の確率（２つ以上の世界が、存在可能）でも、選択した後は１００％の確率すなわち、選択した世界以外は存在しないと考えるのです。
すると、選択した人から見ると自分の存在している世界はいつも１つであり、パラドックスの入る余地は無いと思うのです。
こんな世界はどうでしょうか？

前回の質問の回答がしてありませんでしたが、上のような考え方をすると
＞自分がきた現在と過去をつないだままにしておけば、元自分がいた世界に帰れますよね？
の答えは、「元に戻れる可能性はありますが、絶対帰れる保証は無いでしょう」となります。

参考URL：

http://www.kansaigaidai.ac.jp/teachers/mukoyama/paradox.html

回答No.11

kagkaubu

＞例えば自分が未来に行きその時代のノーベル賞をとった論文を書き写してきて現代に戻りその論文を発表したとしますよね。そしたらその論文は誰が考えたの？って話になりますよね。

これって、例えば、「今ココに未来からの自分がやって来て、自分の命は助からないほどの大怪我を与える」って言うのと同じじゃないですか？
つまりコレは　未来から来た自分にとっては過去の、今の自分にとっては未来のパラドクスな感じがするのですが・・・どうでしょうか？

因みに
＞ドラえもんでも、のび太君はジャイ子と結婚し、その後悲惨な人生を歩みます。それを阻止する目的でせわし君が送り込んだのがドラえもん。でも、結婚相手がしずかちゃんに変更された時点でせわし君は生まれないことになりますし、ドラえもんを送る意味もなくなります。じゃあドラえもんを送り込んだのは誰？

ですが、原作を読んだら、セワシ達は「途中でつじつまを合わせる」と言っていて、のび太としずかの息子（ノビ助）の息子の息子＝セワシ　となっています。

補足

>これって、例えば、「今ココに未来からの自分がやって来て、自分の命は助からないほどの大怪我を与える」って言うのと同じじゃないですか？
つまりコレは　未来から来た自分にとっては過去の、今の自分にとっては未来のパラドクスな感じがするのですが・・・どうでしょうか？

それは未来の自分にとって過去が平行世界になっただけで現代の大怪我を与えられた自分にとってはパラドックスになってないと思います。

回答No.10

bttf2003

＃７です。「補足」の疑問に回答いたします。
＞ドラえもんのタイムマシンみたいにとまでは言いませんが自分がきた現在と過去をつないだままにしておけば、元自分がいた世界に帰れますよね？

ドラえもんのタイムマシンは、１００％実現不可能です。
このようなタイムマシンは、古典物理学的時間論を元にしておりますので、過去に遡れません。（ＳＦアニメやＳＦ小説の中でしか、論じることが出来ません）

平行宇宙（「パラレルワールド」とか「多重宇宙」と呼ばれることが多い）は、「量子力学的な考え方」を元として提唱されている仮説ですので、この考え方を理解できない方へは、納得のいく回答をすることが難しいのです。

＞現在と過去をつないだままにしておけば・・・(略）

と、おっしゃられていますが、「量子力学的な考え方」では１００％つなぐことが、出来ないのです。（原理的に、何％の確率でつなぐことが出来るとしか、表現出来ません）
この何％の確率で存在できる宇宙（世界といってもかまいません）が、いくつもたくさんある宇宙が、平行宇宙と呼ばれているものなのです。

この先もあるのですが、質問者さんの新たなる疑問、質問が出て来てからにさせていただきます。

回答No.9

TT414

No8のTT414です
>No.7の回答に対する補足
の書き方が悪くて意味が分からなかったと思うのですが、「No.7の回答に対する補足からの引用」という意味です。

私の言いたいことは

過去→未来の情報および物質の移動は問題ありません。
未来→過去への移動はパラドックスが起きます。

です。

お礼

平行世界の考え方なら過去に行った時の矛盾は起きませんよね？
後、なぜ過去から未来へ物質、情報へは移動しないのですか？質量保存の法則のことを言っているのですか？

回答No.8

TT414

No.7の回答に対する補足
>自分がきた現在と過去をつないだままにしておけば、元自分がいた世界に帰れますよね
現在と過去をつないだままでも過去の情報を現在の人又は未来の人が見る又は過去の物を持ってくるではパラドックスはおきません。
>元自分がいた世界に帰れますよね
戻った時点でパラドックスが発生します。

過去→未来の情報および物質の移動は問題ありません。
未来→過去への移動はパラドックスが起きます。

お礼

すいません。。僕の理解力不足でよく意味がわからないです（＞＜；）

回答No.7

bttf2003

このサイトに入会して１回目の質問が「タイムパラドックスについて」なんて、ちょっと、どの程度レベルの回答をしていいものか？迷うのですが、今までの「お礼」の内容だけで判断させていただくと、「タイムトラベル」や「平行宇宙」の意味や考え方自体を、ご理解されていないのではないかと、危惧しています。

まず、「タイムトラベル」について、現時点の物理学では「タイムトラベルは、出来ません」とお答えしておきます。
根拠となる回答は、過去の質問のうち「物理学的にタイムマシンの理論は成り立つのか？」
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1499773
を、ご参考に。

次に、「平行宇宙」に関して参考になりそうな、過去の質問・回答をあげると「もしタイムマシンで過去に行けたとして」
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=98010
の＃５さんの回答をお読み下さい。

肝心の
＞未来に行った時にタイムパラドックスがおこるのはわかるんですけど、過去に行った時におこるのは間違ってません？現在の自分Ａが過去に行って自分Ｂを殺したとしてもその世界の自分Ｂが死んだだけで自分Ａが存在しなくなるという考え方って間違ってません？

に対する回答は、「未来に行った時も過去に行った時も、現在に戻ってこなかったら、パラドックスは起こりません」です。

疑問点や再質問があれば、「補足」に書き込んでください。

補足

言ってることはわかるのですが、僕が言いたいのはタイムマシンがあったらのはなしです。それにドラえもんのタイムマシンみたいにとまでは言いませんが自分がきた現在と過去をつないだままにしておけば、元自分がいた世界に帰れますよね？

回答No.6

ryn

> 平行世界になるのが正しい考え方ですよね！！
> ドラゴンボールが一番正しいとおもいます。
現段階では間違ってるかあってるかは説明できる理論はありません．
これは数式を用いて証明されていないので
言葉だけならなんとでも言えると思います．

> 未来に行けばタイムパラドックスが生まれてもおかしくありませんが、
> 過去に行って矛盾が出来るという考え方はなんかへんですよ、、、
これはなぜでしょう？
わたしは未来へ行った場合であってもパラドックスが起こるようなら
まだまだ理論として不完全なように感じますが…

お礼

僕はタイムパラドックスを無くすことが正しい理論じゃないとおもってて、、未来に行った場合は平行世界の場合もそうじゃない場合もパラドックスがおきてしまうでしょ？