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融点の違い
o-アセトトルイジン、p-アセトトルイジンの融点をアセトアニリドと比べたときに、分子量によって融点が決まらないということはわかったのですが、その理由がわかりません。理由を教えてください、お願いしますm(_ _)m
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noname#62864
回答No.2
分子量が同じであっても、構造が異なれば、分子の形も変わりますし、分子の極性も変わります。それにともなって、分子内あるいは分子間の相互作用も変化します。 結果的に、結晶状態での分子の三次元的な配置も変化します。そういった要因はすべて結晶状態での分子間力に影響し、融点に影響を及ぼします。 したがって、一般論として、分子構造が異なれば、たとえ分子式が同じであっても融点(沸点も)は同じではありません。これは、アセトトルイジド(ですよね?)の場合でも例外ではありません。仮に、異なる化合物で融点が同じになったとしても、それは単なる偶然と考えた方がよいでしょう。
noname#160321
回答No.1
直下の過去問に追加します。 アセトアニリド mp:115℃ o-アセトトルイジンの110℃より高く、p-アセトトルイジンの152℃より低く、m-アセトトルイジンの65.5℃よりずっと高い。 多分アセトアニリドではアミド同士が水素結合しているのではないでしょうか。このような構造に対して、p-メチル基は「まるで関係ない」ので分子量が大きい分融点が高い。アミドが水素結合するとき両方の分子のアミド基が並ぶと平面になるので同じ平面にあるo-メチル基は「邪魔」でo-体は少し結晶化しにくい。 m-体ではm-のメチル基が「暴れる」(爆)ので結晶構造が違う。
質問者
お礼
具体的な説明ありがとうございます。参考URLもたいへん助かりました。
お礼
回答ありがとうございました。本当に助かりました。アセトトルイジン→アセトトルイジドでした、すいません。