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ノーベル賞について
ノーベル賞を受賞できるのは、教授などの大学や研究所で働いている方のみなのですか?もし大学の学部生が、卒業論文を書くために実験や観察、研究を行っているときに世紀の大発見と賞賛される発見をしたとしたら、ノーベル○○賞を受賞されるのは、本人なのでしょうか?それともその人の指導教官なのでしょうか。ふと、思っただけですので、暇な方は回答していただければありがたいです。
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>ノーベル○○賞を受賞されるのは、本人なのでしょうか?それともその人の指導教官なのでしょうか。 No.4のご回答のような考え方が日本にはよくあって、外国 から非難を受けることがあります。 ものすごく象徴的なのは、同時期にノーベル賞を 受賞した、ブライアン・ジョセフソンと 日本の江崎玲於奈博士です。 参考URLにウィキペデイアの説明を 引用しておきますが、ジョセフソンさんは 大学院生のとき、先生の出した問題を解く過程で 現在ジョセフソン効果と呼ばれている現象を 理路論的に導き出し、これでノーベル賞を 受賞しました。指導教官の 名前は知られていません。 一方、日本の江崎博士は、現在江崎ダイオード と呼ばれている素子のアイディアを思いつき まいしたが、具体化する方法を見つけられない で、研究をほっぽってしまいました。 彼の助手の女性研究員が、実用化のための 画期的アイディアを思いつき、研究を続けた 結果、ついに実験に成功しました。 しかし、ノーベル賞は江崎博士の単独受賞です。 何か大きな発見できる予感がしたら、外国へ 行け!ということですね(笑)
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- ss79
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ノーベル賞の審査手順を見ますと、まずは発表論文数とその引用数が重要のようです。 その年だけでなく継続性、学会での注目度をはかるためです。 論文の著者名に目上の教授や上席研究員を乗せるのは日本では習慣的で本当の発見者は末尾に名が乗る事が普通です。 従って後は教授などの貢献度と良心の問題でしょう。 発明発見は偶然の産物であることも多いものです。 本人も気付かぬ事も多いと思います。 やはり普段の継続的な研究がものをいうのではとおもいます。
お礼
ss79様、回答ありがとうございます。ノーベル賞に対して、無知であった私に丁寧に教えていただいてありがとうございます。継続的な研究がものをいうということは私も同感でございます。
大学生や大学院生が研究の過程で発見をしたとしても、それは指導教員の成果です。 指導教員の与えた課題とテーマで研究を行っているからです。 このことは、学生ではなく、外部機関から派遣された研究員が行った研究についても同様です。実際に手を動かした人よりも、アイデアを思いついた人の方が評価されるのがこの世界です。 たとえば、白川英樹博士のポリアセチレンの研究でも、留学生(だったと思います)の実験ミスからの発見だったといわれていますが、ノーベル賞受賞者は白川博士であり、それが当然のことなのです。 ただし、学生が独自のユニークな発想で、素晴らしい研究を行い、指導教員もそれを認めたということであれば受賞のチャンスはあります。しかし、いくら素晴らしい発見をしたとしても、その学術的、あるいは実用的な価値を主張できなければダメで、そこまで出来る学生がいるかどうかについては疑問です。 決して幸運だけではノーベル賞級の研究にはならないと思います。
お礼
w-palace様、回答ありがとうございます。たしかに教官が学生に卒論なり修士論文のテーマを与えて、学生は研究を行います。ただ、基本的に学生がいろいろと試行錯誤して実験・研究を行うのですから、せめて、担当教官と連名で受賞してもいいような気もしますが、w-palace様のおっしゃるように、現段階では学生の受賞は皆無に等しいということがわかりました。
- endo-orexo
- ベストアンサー率22% (2/9)
下記の一読をお奨め致します。 バンチング&ベスト.... 結構有名な話ですよ。
お礼
endo-orexo様、回答ありがとうございます。糖尿病の治療として有名なインスリンがこのようないきさつで発見されたことは今まで知りませんでした。バンチングとベストの明暗を分けた点はどこだったのか気になるので、自分で調べます。いいサイトを紹介してくださってありがとうございます。
- ranx
- ベストアンサー率24% (357/1463)
もしも受賞候補になったら、 研究のオリジナリティがどこにあるのか、 選考委員会が調査して判断するだろうと思います。 現実にはノミネートもされないでしょうけれど。
お礼
ranx様、回答ありがとうございます。選考委員会の調査次第ということですね。学部生での受賞者が早く見てみたいと思っています。
- 100mile
- ベストアンサー率36% (9/25)
以前、ノーベル賞をもらった田中耕一さんは、 大学院にも行っていないサラリーマンでした。 ので、大学教授に限らず受賞は可能だと思われます。 卒業論文~は、どうなのかわからないですが 多分、学内ではない正式な雑誌への論文の投稿が必要になるのでは?? そう考えるとやっぱり指導教官になるんじゃないかな~? あくまで予想です。 でも、研究室ごとに実験系とか教官が考えてたり 自分で考えてたり違ったりしますし・・・。難しいですね。
お礼
100mile様回答ありがとうございます。確かに田中さんは、学部卒の島津製作所の社員さんでしたね。田中さんの受賞のニュースを知ったときは、大学の教授だけでなく絶え間ない努力をした人は栄光を勝ち取れるんだなということを感じました。もちろん想像を絶する努力が必要でしょうけど。
お礼
apple-man様、回答ありがとうございます。やはり、日本では、なかなか学生の受賞はむずかしいようですね。外国と日本では、教官と学生の関係がこうも違うのかということがわかりました。世界的な権威のある賞ですから、チャンスがあれば受賞したいと思うものですが、私個人の意見としては、ジョセフソンさんの例のような外国の大学の対応のほうがよいような気がします。