企業は金もうけをしなければ倒産するからです。
革新的な理論を発見するために研究費を費やしても、革新的な技術が発見されるとは限りませんし、発見されたとしてもそれが金儲けに繋がるとは限りません。
つまり、ノーベル賞を取れるような革新的な技術を企業が研究することはリスクが高すぎるんです。
でも、大学ならばそんなこと関係ないですからね。
大学はそういう革新的な技術を研究してナンボです。
なので、企業はそういう技術は大学に金を渡してやらせたりもします。
例えばニュートリノの研究なんてしたとして、金儲けに繋がるなんて誰も想像しないでしょう?
田中耕一さんの所属する島津製作所は大学的な発想がある珍しい企業です。
「おもしろいものを作ってみた!………で、コレどーすんの?どこに売れるの?……とりあえず特許だけは取っておくかww」
といったパターンが多くあるそうです。
田中さんのノーベル賞も、本当は他国の大学教授が受賞することが決定していたが、最後の確認で色々調べてみたら日本のサラリーマンがその技術の特許を大学教授が論文を発表する前に申請していたので、慌てて田中さんに受賞者を変更したという話を聞きました。
その特許にしても、全くお金にならなかった技術だったそうですし、そういう意味では田中さんは異色の人ですね。
お礼
なるほど、そういうことだったのですね!ありがとうございました!