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国連改革について
現在、国連において安保理改革が叫ばれていますが、このようなことがいわれるようになった背景とは何なんでしょうか。 安保理改革のほかに国連改革とはどのようなことをしようと言われているのですか
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日本のイメージする国連と常任五カ国のイメージする国連像には大きな隔たりがあります。そもそも国連の発足体系は第二次大戦の連合国(the united nations)の発案であり、サンフランシスコ会議で50カ国で発足した際の名称もthe uneited nationsなのです。それなのに日本は「国際連盟」と訳しています。本来の訳は連合国です。 連合国とはすなわち第二次大戦の戦勝国のことです。ようするに国連の一番の役割は「軍事力で世界の治安を維持する」ことです。そもそもこれが発足事由なのです。現在の常任理事国五カ国は当然これをメインに国連というものを考えています。 今現在、国連改革などと叫ばれていることはあくまでも上述した最重要の国連の役割ではなく、貧困対策や環境対策やエイズ撲滅やエネルギー問題など二次的なものです。もちろん二次的といっても非常に重要なことですが。 ですが常任理事国になるには、最重要の課題を担う意思と能力がなければいけません。しかし日本人には到底ないでしょう。ここが現在の常任理事国の国民と日本人の違いです。 細かい改革内容などは多々ありますが、まず基本となる国連とは何のために存在し、何をしているのかを勉強する必要があると思います。したがって僕は日本は今現在は常任理事国になるべきでないと考えます。
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- junt
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国連は1945年の創設以来、安全保障や経済的・社会的・文化的分野の国際協力の促進において、多くの困難に直面しながらも、優れた実績を残してきました。 しかし、国連は憲章上の基本構造を変更することなく現在に至っています。その間に、国連をめぐる世界は5大国を含む連合国の協調時代から冷戦の時代へ、さらに新興独立諸国の大量加盟による南北対立の時代、冷戦終結およびその後の地域紛争の時代へと大きく変化してきました。また、大規模テロや大量破壊兵器の拡散、環境破壊や大量の難民流出などに代表される、『地球規模の問題(global issues)』が深刻化してきています。 大きく変容し続ける世界と新たに生じた地球規模の諸問題に対して、国連を有効に機能させるため、長年にわたり様々な改革案が、国連の内外から提案されてきました。その多くは、国連のスリム化、事務局の効率化、安保理改革を中心としてきたものでしたが、諸国の利害が一致せず、はかばかしい進展をみせなかったのです。 No.1さんも言われているように、分担金にも問題はあります。米・日・独の三カ国で国連の予算の半分を出しているのに、米は未納が多く、日・独が実質一位、二位となっているのが現状です。それにもかかわらず、日・独は安保理常任理事国に入っていないばかりか旧敵国条項もまだ存在しています。 しかし、今年、国連改革しようとしているのは国連創設60周年記念にあわせてやる、という意味合いも強いです。
- cfq01250
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幾つもの問題が錯綜しているようですね。 一つに、第二次大戦が終了して数十年経た今、 国連の設立当初の「主な目的」とは異なる、 現実世界の様々な「国連としての求められる機能」が問われ、 戦勝国と敗戦国との図式では解決できなくなってきている事に併せ、 イラク戦争の開始経緯に見られたように、 国連の「無力感」も浮き彫りにされ、且つ国連加盟国のうち、 最大の国力を持つ国の一つ、アメリカがその分担金を長く支払う事を拒否している実態と、「敗戦国」である日本が、その意味だけで言えば、 大きな貢献を長年に亘って続けてきた事。 又、インドやアフリカ諸国のように、これからの世界の発展に欠かせない地域からの「発言」も、無視出来なくなって来ている実情があると思います。