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蛾などの走光性は何のため
動植物のことは詳しいつもりですが、 どうしてもわからないことがあります。 蛾が電灯に集まる走光性。 この習性は、夜行性の蛾にとって、自然界では何の役にたつのでしょうか。 「飛んで火に入る夏の虫」 あの、命をかけた執着のすごさは、よほどのことがあるに違いないのですが。 夜行性なのに? よろしくお願いします。
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補足について。 空の明るさを現代人の感覚で判断するのは間違いです。地上の闇に比べ空は結構明るいのです(月光や星の明かり)。また蛾といえども闇の中を24時間飛び回っているわけではないでしょう。エサを探す時間帯、眠る時間帯、休息、交尾など普通の生活を送っているわけです。生息地も人間と同様、全ての蛾が都市部で暮らしているわけでもないので、人口光だけが原因で滅びることはないでしょう。滅びるとすれば地球規模の温度変化、繁殖能力の低下などが考えられます。
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- Hikaru99
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多くの昆虫は光に反応して行動する性質を持っており、これを昆虫の「走行 性」とよびます。昆虫には意志はなく遺伝子でプログラミングされた走行性に したがって光に反応しています。光に引き寄せられる反応を正の走行性、遠ざ かる反応を負の走行性とよびます。 最も一般的な走行性は「転向走行性」というものです。これは2つの目に同 じだけの明るさを感じる方へと向かう性質です。これによって、例えば、卵か らかえったガの幼虫は太陽の方に向かって木を上っていきます。ハエの幼虫は 太陽とは逆の方へと動きます。 大きな目(複眼)を持つ昆虫では「目標走行性」を示すこともあります。こ れは目の網膜に光が一定の像を結ぶように行動するものです。 「保留走行性」というものもあります。これは目標走行性と同じく光が網膜 に像を結ぶように活動しますが、その像に対して一定の角度をもって行動しま す。例えばアリの場合、太陽からの光を目でとらえて太陽の方向をつかみます が、太陽に向かって動くのではなく太陽に対して一定の角度で動くことが知ら れており、帰巣などに役立てています。 どの走行性を示すかは昆虫の種類ごとに決まっており、幼虫・成虫や一日の 生体リズムによっても変化し、その時々で昆虫が次世代を残すのにふさわしい 行動をとれるようにコントロールされています。この多様性が昆虫の環境適応 力の高さにもつながっています。 参考:光と色の100不思議(東京書籍) 虫はなぜ電灯の周りを回るか?
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ありがとうございます。 実は、アリの帰巣が太陽の光、というのもいまいち疑問なのです。 庭のアリを見ると、ほとんど100%、自分や仲間がつけてきた匂いに頼って帰っているように見えます。 太陽光が役立っていそうな様子を一度も見たことがありません。 昔行われたアリと太陽光の実験についての論文があり、それを科学者は引用しているだけじゃないかなあと、あつかましくも、しかし長年思ってます。
夜行性の昆虫は空の明かり(光)を感じて、その光に対して一定の角度を保つように飛んでいると言われます。人口の光源が一箇所から来た場合でもその光に同じ角度をもって飛ぼうとするため輪を描いて光源に近づくと考えられています。異論もあり定説はないようです。 大型の昆虫は光源に集まる小さな昆虫(エサ)が目的とも考えられますが、エサにありついたのは結果論で実は走光性のせいかもしれません。
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ありがとうございます。 空の明かり・・。 夜の空は明るさが全然ないように思いますが。 空全体の明かりよりも、遠くの小さな人工光のほうが明るいように思います。 今はどこにでも街灯があるので、雑木林にいる蛾たちは大混乱ではないでしょうか。 結局、 1.それでもちゃんと生きている。結局、飛ぶ方向は、月の光を頼りに決めるほど重要じゃなかった。→質問に戻る。 2.現代の蛾はかなり混乱している。そのうち人工光のせいで絶滅する。 の、どちらなのでしょうね・・。 もしかして、人工光のまったくない大昔は、 夜の空は月がなくても意外に明るかったのかもしれないですね。
- okayadokari
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こんばんは。 以前、同様の質問がありまして私も回答しております。 参考にして下さい。
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ありがとうございます。 また、気づかずすみませんでした。
お礼
ありがとうございます。 私は夜行性の動物のことを極端に考えすぎていたようです。