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姓と名が外国で逆になる理由
日本人の名前が海外でだと、姓と名が逆になる理由について教えてください。 中国や韓国も日本と同じように、名前は姓・名の順だと思いますが、外国ででも自国と同じ姓・名の順で表記されていると思います。 なぜ日本人だけ、名前の順が逆になるのでしょうか?
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>なぜ日本人だけ、名前の順が逆になるのでしょうか? 明治維新により日本は近代国家として急速にヨーロッパ諸国に追いつこうと懸命の努力をしました。着物から洋服へ、ぞうりを革靴へ、ちょんまげを切る、帯刀禁止、肉食を始める、など等あらゆることをヨーロッパ風に改めたのです。名前の名乗り方もそのひとつで ヨーロッパ風でなければ通用しないと考えたのでしょう。当時、アジアの風習を参考にしても日本の 近代化に役立たないと考えられていました。なぜならアジアの多くの国がヨーロッパに侵略され植民地にされていたからです。 現在は名前を逆にする風習を国辱的と考える人々が増えて反省期に入っていると思われますが、百年に及ぶ 使用実績があるため、一部の人々の意見で急に習慣を変えれば国際的にも混乱が起こる可能性があり、時間をかけて世論の動向を見ているところでしょう。 日本人でエスペラントを学ぶ人々の間では相当前から姓名の順で名乗る習慣が定着しています。その場合、苗字を大文字で書きます。NIPPON Taro と書くことにより姓名を間違えられることはありません。この習慣はヨーロッパ人も受け入れているようです(エスペラントに関係なく) サムライの国から欧州列強と肩を並べる近代国家へ短期間に脱皮しようとしたとき、今から思えばいろいろと犠牲にされた日本のよい風習があったのです。
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- wooksung
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他の回答者の方々が仰るように,アイデンティティの低さ(脱亜入欧的な発想の名残)もあると思いますが,やはり,便宜上という面もあるかと思われます。 逆に,姓と名の区別が無い国々もあるわけで,それに対して日本では勝手に区別して名前を呼ぶという現象もあるのです。マハティール元首相やメガワティ前大統領などという呼び方がその一例です。 最近では,日本人の氏名も,姓を大文字で表記したり,姓と名の間にカンマを入れることで姓・名の順で表記することが増えてきたように思います。 ちなみに,科学論文では,国籍にかかわらず,著者名を表すときにはNippon, T.,などと表記することが多いです。
- chako3chako
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ご質問の主旨は 名・姓 という習慣の国もあるのに どうして日本では 姓・名 なのか?? ということではなく、 異国へ行ったときに 本来の習慣を曲げられて 名・姓に変えられてしまう例が なぜ日本人ばかり多いのか ということですよね? これはね、ずばり 日本人のアイデンティティ意識の低さと 主張の低さです。 私も若い頃留学した時に 書式に記入する際、 素直に書式どおりに名・姓 と 書き込みました。 そして、そのまま名・姓 で呼ばれました。 普段は名で呼ばれました。 しかし、同じ留学生の中でも 台湾の人や中国の人は、強烈に主張し抵抗してました。 「この書式ではそもそも書けない、 私の名前は姓・名が正しい順序 私の名を正しく書ける書式を用意して!」 そういう書式の用意がない・・と あちらの係員が恐縮すると、では・・ とばかりに 自筆で印刷されている欄を書き直し しっかり 姓・名 で書いていました。 もちろん姓・名 で呼ばせ 普段も 名で呼んでいいのは親だけ 他人から名で呼ばれる習慣はない、 と姓で呼ばせていました。 その主張の明快さに感動さえ覚えたもんです。 日本人は昔から主張しない国民なので 欧米人と出会い・欧米の文化とであった時に 名・姓 で呼ばれ あー、そういうのもアリか、 ま、いいや、それもよし・・ となんとなく納得したんだと思います。 近ごろの欧州では 他国の文化への敬意というものを重視するようになっていて、 実は日本では姓・名 だったんだ、と今さらのように気付き、 改めている例が多いです。 本屋などでもちかごろは 姓・名 で作家の名前が印刷されている日本の小説が増えました。 ヤスナリ・カワバタ と カワバタ・ヤスナリ は 同じ人? 違う作家? と混乱している時期でもあります。 それで最近は My Name is Kawabata Yasunari 式に 姓・名 の順のまま自己紹介するように 指導している教科書(英語&他外国語)も増えましたよ。 アメリカは比較的他国文化への敬意は低い国なので アメリカ流を押し通しがちですが、 それでもちゃんと主張している台湾人・韓国人などは 姓・名 で通していますよね。 本人が主張すれば、当然ね。 ちなみに、 ヨーロッパでもルーマニアやハンガリーは 姓・名 の順だと聞いています。 それから世界には、姓がない、という国もあります。 また、夫婦別姓の国もありますし、 子供は両親の姓両方を名乗る国もあります。 いろいろ興味深いテーマです。
お礼
>台湾の人や中国の人は なんか中華系っ!て感じですね(悪意は無く) 日本人が主張しないというか、日本のTV・活字媒体が外国人の名前を扱う時は、発音は別として姓、名の順は相手に合わせてると思うので(名簿等の記入の場合は不明)、そんな柔軟さが多国にも欲しいと感じます。
- mide
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まず、姓名を逆にするのは日本人だけではありません。ハンガリーも日本と同様、姓→名 の順ですが国外では名→姓にする人がほとんどです。有名人でも フランツ・リスト、ピーター・フランクル、ロバート・キャパなどみな逆にしています。 中国人、韓国人は報道などでは本名の通りの順ですが、私の仕事の関係では逆にしている人が多いです(本国にいても他国人と連絡を取るとき)。もちろんハンガリー人の仕事仲間もです。 その理由のひとつとして、みんながそれぞれ本来の順で名乗っていると、知らない人にとってファーストネームはどっちだろうというときに、相手が何国人なのかをまず調べなくてはなりません。そうやっていちいち判断するのは面倒なので、良し悪しは別として欧米式に合わせているのではないかと思います。本来の順を大切にするのも良いことですしそういう人がいてもいいですが、日常の仕事の中ではそれは瑣末なこととして本来の順にあまりこだわらない人が、私の回りでは多いです。 またすでに指摘されていますが、欧州でも名簿、電話帳、論文のレファレンス、お役所からの文書など、姓→名の順で書くことも珍しくありません。
お礼
外国人と接する機会が無いので分かりませんでしたが 確かに、多国の人と接する機会が多い人はルールみたいなのを決めておかないと混乱しますね。
- erkserve
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ヨーロッパでも、名簿等は 姓→名 の順ではないでしょうか。 ですから正式文書には 姓→名 の順で書くこともよくあると思います。 最近は、日本人でも 姓→名 の順でサインする人が増えました。 日本人の名前が海外で(西洋の文書を書くとき)だと、姓と名が逆になるのは、日本人の謙虚さと猿まね根性のあらわれだと思います。 また、欧米人と結婚した人は、姓名が逆転することを誇りに思っているかもしれません。特に女性は。 「あのー、すいません。お名前をお願いします。」 「はい、あきこ・トンプソンです。」 というような会話は何度も聞きました。 「ハァー?」って感じです。(ここでは偽名にしてあります。) 私はこういうのをはじめて聞いたとき、「あきこ」という姓があるのかと思って、一生懸命漢字を考えたくらいです。 さらにすごいのは、自分の片親が欧米人だと、日本なのにミドルネームも入れて名乗っている人がいることです。 氏名欄に「山田マイケル太郎」とか「山田 M 太郎」とかわざわざ書いています。ミドルネームをわざわざ入れるのは男性に多いと思います。 日本にいるのに姓名を逆転させたがるのは、女性に多いですよね。 かつて、仕事で受け付け業務をしていたとき、こういうことは頻繁に経験しました。 でも、最近は以前より減ったかもしれません。 で、堂々と「姓名」を書いてかまわないはずです。 むしろこの方が品格があるかもしれません。 でも、「お堅い」と言われないように、周りの空気を読みましょう。
お礼
>ヨーロッパでも、~ 姓→名 の順で書くこともよくあると思います。 初めて知りました。 スポーツの中継を見ていて思ったんで堅い動機では無いんですが、別の質問で漢字を使う日本と中国、韓国では名前の読み方について取り決めがあると。教えてもらったので、今回も何かあるのかと思いました。
- kikiki99jp
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たしかに、あなたのいうとうりです。日本人の名は外国というよりも、アメリカ文化圏内では、名前、苗字の順になります。しかし、韓国、中国人は、アメリカ文化圏内でも苗字、名前の順です。 日本人は自国の文化を大事にしていないのでしょう。日本はアメリカの属国でもあるからかもしれまけせん。
お礼
アメリカ文化圏というのは欧州も含まれますか? メジャーでは、英雄・野茂ですが、セリエAでは中村・俊輔か俊輔・中村か解らないです。これからは気を付けて見ます。
- ipa222
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日本は中国の習慣の真似をしたのです。 中国の影響下にあった国は、名字が先でしょう。
お礼
急速にヨーロッパ諸国に追いつく為に多くの物を犠牲にした、というのは納得です。 そーいえば、中学の英語の時間に外国では自分の名前は逆になると教わりましたが、今はどうなんでしょうか? エスペラントというのは初めて知りました。 NIPPON Taro と書くのは良いですね。