相互に理解・納得した上で両者が署名捺印したけど、相手方が写しを受け取らなかった示談書の有効性

質問

わたしは、ある事柄で示談書を作成しました。
その示談書の内容を相互に理解・納得した上で、
わたしも相手方も、一つの示談書の書面上に
それぞれ署名捺印しました。
しかし、相手方が示談書の写しはいらないと言って
受け取ってくれませんでした。

俗に「示談書を取り交わす」といいます。
関係者のそれぞれが、作成済みの示談書（またはその写し)を
保管していないといけないように思います。

このように、示談書の内容を理解・納得した上で
署名捺印したものなのに、自分しか保管していない示談書でも
有効なんでしょうか？

回答No.2

sihourouninn · ベストアンサー

有効です。

お互いに譲歩して、争いを終わらせる契約なら和解契約です。また、一方的に非を認めさせた（認めた）ものなら、和解類似の無名契約として有効です。

いずれにしても、示談書は証拠にすぎません。契約の有効性とは直接的な関係はありません。

確かに、「示談書を取り交わす」といいます。そして、普通は示談書をコピーするなりして、両者が保管します。自分も証拠が欲しいのでそうするわけです。

むしろ、示談が無効になる原因としては、その内容が公序良俗に反するというものが多いです。

お礼

御回答ありがとうございます。

回答No.1

falcos

示談というのは、民法上の和解契約です。

和解契約は、当事者の合意のみで成立しますから
示談書の作成は契約の証拠としての意味を持つだけです。
相手が受け取ったか否かは示談の効力に影響しません。
したがって、相手が保管していなくても示談書は有効です。

お礼

御回答ありがとうございます。