私も浅学なので腐食因子などの詳しいことは分かりませんが…
XRDとICPの違いなら分かります。
XRDですと、試料にどのような相が出ているのかを「定性的」に知ることがメインだと考えます。
たとえば、私の経験談なのですが、フッ化リチウム(LiF)溶融塩につけたチタン(Ti)の試料を洗って乾燥させてXRD分析をしてみますと・・・
フッ化リチウム(LiF)、チタン(Ti)、Li3TiF6、などの回折ピークがXRDから出ました。
この3つが試料に存在しているのだなというのは分かりましたが、実際どれくらいの割合で分布しているかをXRDから推し量ることは難しいです。
一方、ICPでは、試料にどのような元素がどの割合で入っているのかを「定量的」に知ることができます。
しかし、検出限界もありますし、LiFが何%などではなく、Li何%、F何%という形で出てきます。(そもそもLiが定量できなかったような気が・・・)