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ベンゼン被害なのか?
百均で輸入品らしい消臭剤を買って以来、体臭やら他人の使う芳香剤の香りやら、様々な臭いが衣服全般に付着し、強調されて拡散されやすくなりました。社会生活もままならぬほどの臭いになるので、困り果てております。 どのような臭いがつこうと、数時間後にはツーンと鼻にくる臭いに変わるのも、不思議なところです。衣服を着用している内に、繊維に絡んだ揮発性の物質が体熱で温められ、放出されるのでしょうか。 オゾン脱臭機を用いたところ、着用していない衣服でも鼻にツーンとくるようになりました。某社が販売し出した、洗浄力数倍をうたった洗剤を用いてもです。 繊維に絡んだ物質は、酸化反応を促進するものなのでしょうか? 先日、相談した科学機関の方に勧められ、クローゼットの空気測定を実施したところ、パラジクロロベンゼンの異常値が検出されました。 換気、活性炭を置くなど対策をとってみていますが、芳しくありません。 アルカリ洗剤に炭酸塩を加えて漬け置き洗いもしています。漬け置き中の湯が酸性に変わる訳でもないことを、リトマス試験紙で確認しています。 洗濯後の衣服からは、甘ったるい臭いが漂います。そして、数時間後には鼻に突く臭いに取って代わられます。 ベンゼンは揮発性が高いと聞いているのですが、私の衣服に悪さをしている物質は、本当にこれなのでしょうか? 原因物質に心当たりがある方、除去方法をご存知の方、何卒情報提供をよろしくお願い申し上げます。 専門機関からは、原因が分からないと臭気調査に踏み切れないと断られ、途方に暮れています。
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- phosphole
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補足を拝見しましたが、いちおう化学を専門としている人間からの見地として再度回答いたします。 >周囲の人々から明らかに指摘された上で、ご相談させていただいています。パラジクロロベンゼン検出時にも、検査員に健康被害は起きていないのかと驚かれたのですが、元から体調の良い方ではなく気づきませんでした。 ベンゼンだったとしたら、残留することはありえません。沸点は80度程度で、放置していても数時間で揮発してなくなります。逆に言うと、ベンゼンをこぼしたりすると、揮発しやすいのでしばらく(数時間)は臭いを感じるでしょう。ジクロロベンゼンは沸点がずっと高いので残留しますが、なぜ化学研究者でも無い質問者さんが大量のジクロロベンゼンを扱っているのか甚だ疑問です。これが含まれている虫取りを使って長いこと放置したせいで臭いが染み込んだのかもしれませんが、それが原因だとしたら、虫取りの正しい効き目なので私としては正直知らんがなと言いたいところですが。。。 薬も含めて化学物質には、良い面と悪い面があることを認識してほしいところです。 なお、虫取りに含まれているレベルで健康被害云々というのも甚だ疑問です。 まともな健康診断なのか逆に不安を覚えます。 > 「塩基処理」を知らないのですが、ベンゼンやパラジクロロベンゼン、或いは、何らかの鼻にツーンと刺す臭いに対し、一体どのような処理を施したら取れるのでしょうか。 素人にも分かりやすいように、ご説明お願い致します。 アルカリ=塩基です。アルカリと反応して、臭いの元を分解・除去する操作とでも考えてください。で、ベンゼンやパラジクロロベンゼン、ナフタレンといった物質は塩基と特に反応しませんので、ただ水洗いしたのと変わりません。臭い物質が皮脂などの汚れとからみついていたとして、皮脂ごと分解して落ちやすくするといった効果は期待できるかもしれませんが。 とにかく、前の回答にも書きましたが、パラジクロロベンゼンにかぎらず防虫剤の有効成分(臭いの元とも言えるか)は揮発することで虫除けをしています。逆に言えば、揮発しやすいわけなので、風通しの良いところにほすのは有効と思います。また、これらの成分は水にはほとんど溶けませんが、少しは溶けますし、洗剤(界面活性剤)を入れると水に溶けにくい物質も水に溶かし出されますので、しっかり水洗いするのも良いでしょう。あるいは、ドライクリーニングでも良いと思います。ドライクリーニングは有機溶媒で洗浄するので、ジクロロベンゼンなどの疎水性有機物質が除かれやすいです。
- phosphole
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ベンゼンとパラジクロロベンゼンは別の物質です。 ただし、後者もベンゼンよりずっと低いものの揮発性はありますので、付着していれば漂ってくることはありえます。 ただ、質問者さんの相談内容を拝見する限り、上記の物質が原因とは考えにくいというのが私の感想です。 こういうことを言うと失礼でしょうが、体臭がひどいため、というほうが納得がいきます。 もっと正直なことを言いますと、あなたの思い込み(精神的な問題)か、嗅覚の何らかの過敏症ではないかと思いますがどうでしょうか。 社会生活がままならないと書いていますが、周りの人からそう言われているんですか? ベンゼンに限りませんが、有機溶剤が原因で周りの人にも不快感を与えるレベルに常にあるのなら、社会生活どうこうではなくて、健康面に本当に実害が出ていないとおかしいです。(めまい・吐き気・etc.etc..) いちおう言っておきますが、ベンゼンやパラジクロロベンゼンはアルカリ・酸と特に反応しませんので、これらの化学物質の除去操作にはアルカリ洗浄は全く関係ありませんが、なんで塩基処理してるんですか? 全く無意味な操作です。
補足
周囲の人々から明らかに指摘された上で、ご相談させていただいています。パラジクロロベンゼン検出時にも、検査員に健康被害は起きていないのかと驚かれたのですが、元から体調の良い方ではなく気づきませんでした。 「塩基処理」を知らないのですが、ベンゼンやパラジクロロベンゼン、或いは、何らかの鼻にツーンと刺す臭いに対し、一体どのような処理を施したら取れるのでしょうか。 素人にも分かりやすいように、ご説明お願い致します。
- hg3
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>ベンゼンは揮発性が高いと聞いているのですが、 >私の衣服に悪さをしている物質は、本当にこれなのでしょうか? 違いますね。 ご質問文には、検出されたのはパラジクロロベンゼンと書いてありますよね。 パラジクロロベンゼンとベンゼンは全く異なる物質です。当然臭いも異なります。 ちょっとでも化学を勉強していれば、理解できる基礎中の基礎です。 それから、「ツーンと鼻にくる臭い」という事なので、おそらく刺激臭と思われますが、パラジクロロベンゼンもベンゼンもツーンとくるような刺激臭とは異なる臭いです。まあ、これについては、個人の臭いの感じ方の違いや、臭いの表現の仕方の問題もありますから何とも言えませんが。 あなたのご質問の中で、最もおかしいのは、「様々な臭いが衣服全般に付着し、強調されて拡散されやすくなりました。」というところ。 このような現象は、科学的に考えて絶対に起こりえないことです。起こり得ないことの原因を調べろ言われても、断るのは当然のこと。その専門機関が、臭気調査に踏み切れないと言うのは極めて常識的で良心的な対応です。(悪徳業者なら、適当な分析をあれこれ行って高額な費用を請求することでしょう。) ということで、実際には、悪臭は発生していないと考えるのが妥当です。発生していない悪臭の原因物質を突き止めようとしてもできるわけありませんし、ましてその除去方法などあるはずがありません。それに、もし何らかの化学物質が存在しているなら、空気を測定した際に検出されるはずです。それがなかったのだから、パラジクロロベンゼン以外の化学物質は存在していなかったという何よりの証拠です。 それにもかかわらず、「社会生活もままならぬほどの臭い」だと感じているところから考えて、あなたが精神的な異常をきたしており、強烈な悪臭がしているという強迫観念にとらわれているという可能性が高いでしょう。一度、精神科を受診することをお勧めします。
補足
パラジクロロベンゼンに特化した空気測定が行われたので、他の化学物質が検出される訳はありません。 パラジクロロベンゼンは、防虫剤のパラゾールとして用いられている物質と、説明を受けています。鼻にツーンと刺す臭いは、パラゾールの臭いとはまるで別のものです。どちらかといえば、洗剤で香料を入れて誤魔化されている洗浄液の臭いに近いのではないかと思われます。 ベンゼンは香料の増幅剤として用いられることがあるようですが、鼻に刺す何の臭いが増幅されたのでしょうか? 精神問題に片付ける以前に、可能性を伺いたいと存じます。
お礼
ご丁寧な説明傷み入ります。 パラジクロロベンゼンを検出してもらった検査員達は、シックハウスの観点から健康被害を気に懸けたのだと思います。特に健康被害は考えられないとのご回答をいただき、安心いたしました。 ドライクリーニングに出しても、鼻にツーンとする臭いが増して却ってくるので、困っています。しかし、ベンゼンとは別の物質の付着を疑った方が良いのかもしれませんね。