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ルバイヤート
うららかなる日 風寒からず暑からず 雲はバラの顔の塵を洗い ナイチンゲールはおのれの言葉をもて萎めるばらを誘いて 飲むべき哉酒をと囀りぬ 陳舜臣訳 オマル・ハイヤーム 「ルバイヤート」 私は、フィクションとは無縁の人間ですが、 此処まで訳す事はいかがなものかと思ってしまいます。 最近の文学事情を含めて、ご教唆いただけますでしょうか。
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蛇足、ではありますが。 質問者さんが誤解されておられるようなのでひとこと。 この文脈において「ナイチンゲール」とは人名ではありません。 鳥の名前です。 goo辞書国語辞典を貼り付けておきます。 これによると「ウグイス」と訳してしまうのもいかがなものか、てな感じですが、日本において「美しく鳴く小鳥」といえば確かにウグイスがイメージされますね。
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- liar_adan
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すみません、質問の趣旨がよくわからないのですが… 誤訳ということでしょうか…。 手元の岩波文庫の「ルバイヤート」によると、 該当詩はおそらく (118) こころよい日和、寒くなく、暑くない。 空に雲 花の面の埃を流し、 薔薇に浮かれたウグイスはパハラヴィ語で、 酒飲めと声ふりしぼることしきり。 となっています。 また、手元の英訳版によると、 A nice day, neither too hot nor cold, Clouds sprinkling the dust from cheeks that were rose-gardens: The nightingale in the old tongue of Persia cries out To the yellow rose, 'Wine is for wassail'. となっています。これらから見ると、 多少の問題はあるにせよ、それほどかけ離れた 訳文とは思わないですが…。 (ついでながら、 有名なフィッツジェラルドの訳には、ぴったりとしたものがなかったのですが、 もしかすると And David's lips are lockt; but in divine High-piping Pehlevi, with "Wine! Wine! Wine! "Red Wine!"--the Nightingale cries to the Rose That sallow cheek of hers to' incarnadine. の詩かもしれません。)
お礼
詳しいご回答を頂き、有難うございます。 恥ずかしながら、ほんとに、不粋な質問で、 文学関係の方には、当然なのかもしれませんが、 オマル・ハイヤーム 12世紀の人 ナイチンゲール 19世紀の人 12世紀の人の作った歌に、19世紀の人が登場する。 このような、つまらぬ事が、気になるんですね。 英訳の時点で登場しているのがわかりました。 有難うございます。
お礼
とんでも有りません。有難うございました。 「ナイチンゲール」は人名でない。 やっぱり世界が違いますね。