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メガー(絶縁測定)について
たとえばある機器について、500Vメガーで10MΩ以上 だったら良であったとします。 違う電圧のメガーで測定した場合はどのように判断すれ ばいいのですか? そもそも違う電圧で測ること自体意味の無いものですか? 500V以上の電圧のメガーなら意味あるが以下だと意味 無いとかですか? 500Vメガーでたとえば20MΩだった場合、1000Vメガー で測っても通常20MΩって出ますか? メガーについて教えてください。
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絶縁抵抗の測定は、電気設備技術基準にその方法が定められており、これによる方法でなければ、法的には無意味です。 (1)高圧の電路・機器の絶縁測定は、絶縁抵抗計で短時間測定を行うのでなく、規定の電圧を1時間かけ、その間の漏洩電流を測定することによって良否を判定することになっています。←「絶縁耐力試験」 絶縁抵抗計は、絶縁耐力試験の前後で、絶縁良否の一つの「目安」として使用されます。 このときに使用する絶縁抵抗計は、1000Vのものを、使用することが規定されています。 (2)低圧の電路・機器は500Vの絶縁抵抗計で測定することになっています。 この時に使用する絶縁抵抗計は500Vのものを使用することになっています。 (電気設備技術基準第58条) >500Vメガーでたとえば20MΩだった場合、1000Vメガー で測っても通常20MΩって出ますか? 一般には同じ値になるはずです。 >メガーについて教えてください。 絶縁抵抗計(メガー)には、(a)指針型と(b)デジタル型があります。 定格電圧は、100,125,250,500,1000Vなどのものがあります。 測定端子は、線路端子L(Line)、接地端子E(Earth、保護端子G(Guarde)の3端子があります。 L端子は電路や機器の充電部に接続されます。 E端子は接地極や機器の外箱などに接続されます。 G端子はケーブルなどの測定のとき、絶縁物表面での漏れ電流の通路に接続して、表面漏れ抵抗分を除く場合に使用されます。 定格電圧によって、有効測定範囲が異なります。 ここらあたりのことは書ききれませんので、電気設備関係の本を参考にしてください。 http://www.kew-ltd.co.jp/jp/products/insulation/ http://www.sanwa-meter.co.jp/japan/product/ins/ins_list.htm http://www.kikusui.co.jp/catalog/pdf/old_catalogs/1999/kik99_40_tos7000.pdf
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- dojustice
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A2で「・・・無意味」といったのは、「規定上無意味」と言ったものであり、物理的には勿論意味を持ちます。 (1)500Vメガーでは、500Vまでの絶縁耐力の有無(短時間の)しかわからない。 (2)1000Vメガーを使えば1000Vまでの絶縁耐力の有無(短時間の)がわかる。 絶遠破壊は、瞬時に起きる場合もありますが、徐々に進行する場合もあります。 短時間テスとだけで安心するのは早計です。 >・・・無意味でないとき、やはり10MΩ以上じゃないと不良ですか? 一般には500V測定に対し、1000V測定のときの値は同じ値になるはずであり、500Vのときより高い抵抗値を示すことはまず考えられません。 問題は、500V測定のときより、低い抵抗値を示した場合で(このようなことはあり得ます)、このときの絶遠良否の判定は難しいです。
お礼
ありがとうございました。
- tnt
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絶縁破壊とか、放電といった現象はご存知だと 思います。 通常、500vで10MΩなら1000Vでも10MΩです。 しかし、放電が生じたりした場合は 急激に抵抗が低下します。 ですから、本来絶縁の測定は 通常掛かりうる最大電圧で行うべきで、 このために電圧が規定されています。
お礼
ありがとうございます。 しかし、たとえば高圧(6.6kV用)のケーブルなんかは 1000Vメガーで測るかと思われます・・・。
補足
素晴らしいご回答ありがとうございます。 違う電圧で測定することは無意味ということですが、 たとえば500Vで測定し、10MΩ以上が良だったとします。 1000Vメガーで測定しても無意味ですか? 無意味でないとき、やはり10MΩ以上じゃないと不良ですか?