例として電気室の照明分電盤NO.5のELBが働いたとします。
そこからA,B,Cの現場の分電盤に送っている。
A,B,CにはそれぞれメインにELBが入っている。それは落ちていないとします。
普通考えれば電気室~分電盤間で地絡、そこでNO.5とA,B,CのELB断にしてNO.5の2次側各線とアース間で測定します。
そこで0.1Mオーム以下であれば漏電、ということになり、R相だけ悪かった時、その線がどこかで地絡しているということになりそこを探すわけです。
又、現場のELBを通りこしてNO.5が落ちる事もあります。
(保護協調等の問題関係もあり)現場Aが悪いと判断された時、その下に20ケのFFBの分岐回路があった場合、そのどれかが悪い訳ですのでそれぞれのR相、N相とアース間の測定をします。18番目の回路が悪かったとします。
この場合18番のブレーカのみ切ったまま早く通電させる事はいうまでもありません。その回路で早く通電させなければいけない負荷のある場合他から調達せねばなりません。
(仮設等)次ぎに配線か負荷機器か判断します。コンセント等切り離せる機器をはずして計測します。2人作業でしていくと能率的です。送風機をはずしたら良くなった。
それが悪いと言う訳で、送風機の絶縁を調べる。
線と送風機の筐体間で測定、0.001Mオームであった。
配線が振動で傷つきそこが筐体に接触していた。
配線をテーピング処置,又は交換。という具合になります。
復旧は慌てるものですが1つ1つ上から順番に潰していく事です。関係のない処は早く復電して気持ちを落ち着かせることです。
尚、N相のみ悪かった場合ELBは無論落ちませんが絶縁不良であることにかわりありません。
それと本ですがオーム社か電気書院から電気の事故事例の本が出ています。
これは実際例をあげていますのでいいです。
事例1つ1つ理解していけば理屈と実際が同時進行で解り、
お奨めです。
以上、ご参考まで。
お礼
丁寧に回答いただき感謝してます。 理解できたので、今後に役立てたいと思います。 有難うございました。