こんにちは。
三人称でも、一人称でも、独りよがりのときは独りよがり、そうでないときはそうではないです。
私は書きたい対象に対して淡白な距離を置きたければ三人称を使います。
主人公の感覚を重視するときは一人称を使います。
しかし、三人称で書けば書くほど、かかれなかった感情が浮かび上がってくる事があります。
主人公一人の感覚で語れば語るほど、周囲のものが明白になる場合もあります。
また、すべてをひとりの、あるいは多人数のモノローグで構成する手法もあります。
まず、質問者さんの中に、小説のおおまかな骨組みがあると思います。
同時に、具体的になっているシーンがいくつか、出てきていると思います。
それを、よく思い浮かべてください。
その上で、自分がどこからそれを見ているか、どの部分を特に書きたいか、を感じてください。
そうすればおのずと、これをどうやって書けばこのように伝わるか?というのが、見えてくるはずです。
それがうまくいかないときは、色々な作家の本をかじる程度でも読んで、
その中から一番近い感覚のものを使う。
それがうまくなければ、とにかく一番最初のシーンを思い浮かべて、とりあえず1枚2枚書いてみると、
一人称か三人称か決まります。あとは、はじめた手法を壊さないように、いかに伝えたい描写ができるか、です。
というのが、私の場合の書き方です。
これはこうなるから、こうしてこう書くんだ、と構想のことばかり考えていると、ストーリーにベタ寄りした、ただの説明書きのようになってしまうこともあります。
あまり頭で、次にこうくるからこうしておかなければ、という事は考えず、
まず書きたいものを書きたいように書く。
そうすると、文章の手法というものは、後からついてくるのではないでしょうか。
参考までに。