#3で回答させていただいたものです。レベルにこだわってらっしゃるようですが、専攻分野によっては日本の大学のほうがやりやすい場合もあると思います。例えば西アジア考古(聖書考古学)にイギリスの調査隊はほとんど入ってきていませんし、ノウハウも実績もあるぶん筑波のほうがレベル高いんじゃないでしょうか。エジプト考古も早稲田で学ぶのに環境的な不足はないんでしょう。中南米を専門にするなら、下手にイギリスに留学するより現地の大学に行くほうがプロパーになれるでしょうね。
オックスフォードやケンブリッジが活躍している古典考古やヨーロッパ先史研究をやるにしても、学部から留学する人もいれば大学院修士や博士から留学する人もいます。また、両校を出なければ海外考古の舞台で専門家になれないというわけでもありません。現在国内の大学で海外考古学の教鞭をとっておられる先生方は、古典考古でも西アジア考古でも、日本の大学院を出て現地(ギリシアとかイスラエルとか)の大学へ留学し、戻ってきたという方々がほとんどではないかと思います。いずれもその分野では国内外を問わず著名な研究者です。
と、少しオックスブリッジ批判をしてみましたが、実際に両校が様々な分野で業績も総合力もあるのは疑いのない事実です。両校とも方法論がしっかり確立されていますから、どこへ行ってもそれなりに通用はするでしょうが、地域的な専門性を望むなら別の選択肢も充分有り得るという点で、大学のネームバリューや功名心にとらわれない学術研究を志していただきたいとの老婆心から出た発言でした。
語学力に不安があるのでしたら、とりあえず日本の大学で方法論の基礎を学んで、それから留学というのでも遅くはないと思います。早いうちから積極的に海外へ出ようという姿勢は大変好ましいですけどね^^
また、史学を志すのでしたら、まずどの時代のどの地域を専門に学んでいきたいか、大まかでも構いませんので考えてみてください。それによって進むべき道は変わってくると思います。
最後になって申し訳ないですが、私はオックスフォード・ケンブリッジの入試についてはどのような形式を取っているのか分かりません。レベルについても答えかねます。本格的に対策をとるなら、まずIELTSというイギリス留学専門の語学試験を受けてみてはいかがでしょうか。British Councilにはイギリス留学に関する資料や相談所もあると思いますので、参考にしてみてください。
お礼
回答ありがとうございます。 学ぶことはやっぱりどこでもできるんですね。 でも,僕はヨーロッパの事とか調べたいので, オックスフォードに行こうと思います。 頑張ってみます。