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蛍光スペクトルについて

 polymerに蛍光分子を埋め込んだ試料を作成しました。この試料について蛍光スペクトルをとってみると蛍光のピークがまったく見当たりません。吸収スペクトルをとってもピークは見当たりませんでした。  ためしに、試料をUVランプにあててみてみると確かに試料は光っています。どうして蛍光のピークが見えないのか分かりません。  polymer膜でスペクトルをとったのがいけないのでしょうか?  分かる方いらしたら教えて下さい。 

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  • paddler
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回答No.4

> 膜の場合は励起光の当たる位置(もしくはdetectorからの位置)がデリケートなようです。 固体試料・フィルム試料の場合、液体試料セルの場合と違って、発光エリアが試料表面のみ(液体の場合、セル断面全体で発光)なので、おっしゃる通り、励起光~試料表面~蛍光側分光器入射スリットの位置関係が、よりシビアになります。 「固体試料ホルダー」は使用されていますか? 固体やフィルムの場合、光度計試料室への脱着の際の位置の再現性が確保できるホルダーを用いないと、測光値の再現性や複数試料間の比較などができません。

その他の回答 (3)

  • paddler
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回答No.3

> polymerはPMAです。 色素等が入っていなければ、PMAは透明でEx=420nmでは基本的にほとんど吸収はなく蛍光も無視できるはずです(420nmに吸収があるなら黄色く見えるはず)。気になるのは、 > 励起波長は420nm で、これは「蛍光分子」がきちんと発光できる励起波長になっているのでしょうか? > UVランプにあててみてみると確かに試料は光っています。 とあるので、この「蛍光分子」がEx=253.7nmで励起されるだろうというのは分かるのですが、Ex=420nmで本当に蛍光を発生するものなのでしょうか? もう一つ、これは可能性は低いと思うのですが、分光蛍光光度計に試料をセットした時に、励起光(スリット状。Ex=420nmなら青で目視可)は正しく「蛍光分子」のある位置に当たっているでしょうか?(装置のメーカーによってスリットが水平のものと垂直のものがあるので)

poire
質問者

お礼

 回答ありがとうございます。大変助かりました。  何回か励起光の位置をスリットをずらしてやってみたところ、蛍光を検出できるときがありました。膜の場合は励起光の当たる位置(もしくはdetectorからの位置)がデリケートなようです。  

noname#242883
noname#242883
回答No.2

#1です。補足ありがとうございます。 420nmですと、ポリマーの吸収がある可能性があります。 PMAがどのような吸収スペクトルを示すのか私は扱ったことがないため分かりません。一度PMAのみで吸収スペクトルをとってみて、その吸光度を見積もってみるとよいのではないでしょうか。 PMAの吸収がない波長で励起できる蛍光分子を用いるのもよいと思います。

poire
質問者

お礼

ご親切にありがとうございます。その線で検討してみます。

noname#242883
noname#242883
回答No.1

蛍光分子の励起波長・極大吸収波長や発光波長が分かりませんが、励起光がポリマーに吸収されてしまっているということはありませんか?UVランプは強力なので、多少吸収されても蛍光分子を励起できるかもしれませんが、スペクトルを測定する装置の光源はそれほど強いものではないので、蛍光分子まで届いていないのかもしれません。 また、吸収スペクトルでピークが見あたらないというのも、ポリマーの吸収に重なって隠れているのかもしれません。 強い励起光で励起してやると測定できるのではないでしょうか?(通常の蛍光光度計では励起光の強さが変えられないかもしれないので、外部から励起光を導入したりする必要かもしれませんが)

poire
質問者

補足

回答ありがとうございます。補足させていただきます。  励起波長は420nmで、polymerはPMAです。

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