一番有力、というのは評価ですので結局その人の意見でしかないと思います。第一こういうもの多数決できめるものじゃありませんしね。
というわけで古田武彦氏の説の紹介を。
1.まず捏造の動機。
日本の都合のよいような文面になっていないこと。まあかなりうがった解釈をしない限りね。当時日本国は韓国を自国に併合しようとしていたが、それを当然と考えていたんでとくにその種現代的に屈折した解釈は必要ではなかったんじゃないか?
もし参謀本部が都合よく改定したのならなぜ倭が(日本ではなく)不軌に侵入したなんてとこを変えないのか。
そうではなく現地を調査した人の証言に中国人の拓本作りによるものが見受けられる。つまりより鮮明な拓本を作るための捏造。
2.好太王碑(広開土王、あだなみたいなもんです。獅子心王、とかみたいな。国を広くした王、という意味)は王の勲績碑であり高句麗が戦争に勝ったことだけがかかれている。これに対し百済(百残と蔑称で表記)、倭連合軍は」「不軌に侵入してきたがあとは負けまくり」のように描かれている。こういう事実をそのまま残してどうでもいいようなところばかり捏造する意図は?つまり、政治的意図でやっているのではない、ということの証拠。
というものです。
現在の韓国はかなり国粋主義的であって、学問もとくに日本に関する部分は「帝国主義的」ですらある。つまり日本が韓国を支配していたことが日帝時代以外にある、と認めたくない、逆に韓国が日本を植民地支配していたのだ、という理論。他国を支配することは悪行である、と思うのですが、じゃあ自国がそれをしたのは許せる、となるとまあ理論の「トンデモ性」はおいておくとしても無茶苦茶というものです。
そういう感覚が根底にあってやられてるんで、これこそ「捏造」じゃないでしょうか。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。参考になりました。