こんにちわ(/は)。
日本のTVアニメやマンガ本などで、「○○でアルよ」なんて、よく書いてあります。ず~っと以前からもそうですね。私も見たことが有ります。日本語の「~です」「~であります」の部分が「アル」になっていると思います。
でも実際の中国人が日本に来て暫く経ってから日本語を話せるようになっても、そのように話す人は、まずいないんではないでしょうか。いたとしても、その人はきっと日本のアニメを見たりして覚えて、これは日本人に受けるんだなあと思い、話しているにすぎないんではないでしょうか。中国人の特徴とは考えにくいです。私自身は日本以外にいるいわゆる華僑や中国人から「~アル」という話し方を一度も耳にしたことが有りません。
ではなぜ日本のアニメなどで使用されるようになったのでしょうか。
起源ははっきりわかりませんが、一つには、たくさん有る中国語方言のなかの「北京地方」の方言が影響しているのは間違いなさそうです。(正確には北京土話(ぺきんどわ)といって中国の標準語(北京語)とは少し異なります)。北京地方の言語または影響されている言語を使用している人口は推定2~3億人ではないでしょうか。
「北京地方」の方言(北京土話)には際立った特徴があります。各言葉・会話の語尾におおむね「er」(← アル と聞こえます)という音声が付加されます。
この音は外国人が聞くと本当にほんとうに全く「アル」「~アル」「~~アル」と聞こえます。ほとんどの会話の末尾に「アル」が有るために、きっと日本人が、中国人の会話=~~アル と解釈したんでしょうか。
明治大正期には大勢の中国人が日本に来て留学していました。北京地方からの人もたくさん来ていました。この時期は北方の人が多く日本にやって来ました。日本人もたくさん中国へ行っていました。
もう一つは、単純な"おふざけ"で、中国人=~~アル と書き出したんではないでしょうか。もしそうであるのなら、少々不都合がありますねぇ。隣国と友好的に長いお付き合いをするのなら、双方ともに文化や習慣を尊重して正しく伝えていかなければならないと考えられます。
ま、硬いことを抜きにすると、ほんとうに"言いえて妙"とはよく言ったものです(^^♪。
現在でも日本ではアニメなどに「~~アル」とやっているんでしょうか、不明です(@_@)。