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L-アスコルビン酸
サプリとしてときどきビタミンCを取ります。ラベルの表示をみると、L-アスコルビン酸ナトリウムと書いてあったり、ただアスコルビン酸(ビタミンC)とあります。お聞きしたいのは、その L- についてですが、L型でないと体内ではたらかないということでしょうか? また、単にアスコルビン酸と表示されているときには、L型ではないということでしょうか?
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すみません。No.2です。 比較的安価なものはフリーのL-アスコルビン酸 だと思います。フリーの場合、酸性が強く、胃の不快感 や下痢を起こすことがあります。 そのため、L-アスコルビン酸をナトリウムやカルシウム塩 にすることにより、そのような副作用を抑えています。 塩にしたものはフリーのビタミンCよりも原料費が 高いので、そのぶん高くなります。 安価なものは単にアスコルビン酸(ビタミンC)と表示されて いないでしょうか?
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追加だけ。アスコルビン酸の塩は非常に還元力が強く、溶液状態で酸素と反応し、毒性のあるデヒドロアスコルビン酸へと変化してしまいます。 この毒性ですが、デヒドロアスコルビン酸とアスコルビン酸の電子のやりとりで、二つのアスコルビン酸ラジカルが出来、かえって「活性酸素」を作ってしまう羽目になるためです。 なお、デヒドロアスコルビン酸は固体状態では二量体のへんてこりんな構造をしています。 てな分けで、アスコルビン酸の塩は取り扱いが難しく「かなり高価」になるため「安価な」サプリには、胃に悪い純アスコルビン酸が使われています。 絶対飲まないように。 あ、鉄と一緒に飲むのもやめましょうね。これも結構恐い。
お礼
お答えありがとうございました。お話では、アスコルビン酸の塩のものの方が、ただのアスコルビン酸より毒性があるように受け取るのですが、・・・?
- synthesist
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No.1さんは勘違いされてますね。 D-アスコルビン酸=エリソルビン酸 L-アスコルビン酸=ビタミンC なので、ビタミンCと表示している時点で アスコルビン酸=L-アスコルビン酸です
お礼
お答えありがとうございました。DとLは別の物質ということですね。わかりました。
- aka_tombo
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アスコルビン酸に限りませんが、(アミノ酸もそうです)合成で作りますとD型とL型が半々の割合でできます。D型は生理学的に役に立ちませんので、L型だけを取り出して使います。 ノーベル賞を受けられた野依良治名古屋大大学院理学研究科教授 は、香料(メントール)で役に立つのもだけを合成する不斉合成の技術を確立されたのでしたね。 単にアスコルビン酸と書いてあるのには、解釈が2つあると思います。一つは、D、Lの混合物である場合、(親切にDL-とかく場合もあります)もう一つはLに決まってるから(役に立たないものを書いてもしょうがない、混乱を招く)という根拠で、メーカーの判断で決めている場合が考えられます。 DLはLの半分しか効かないの?と思われるかもしれませんが、食品からも入ってきますので、アスコルビン酸のサプリメントは必要量を十分に上回った量が配合されていますので、あまり気にすることはないと思います。
お礼
お答えありがとうございました。合成で作るとD型とL型が半々の割合で生成され、D型は生理学的に役に立たないので、L型だけを取り出して使うとのこと。勉強になりました。薬局で売られている比較的安価なものは、はっきり表示がなければDL混合とみることにします。
お礼
分かりやすいお答えありがとうございました。確かに安い原末のものは、アスコルビン酸とだけ表示され、かなり酸っぱいです。