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デザインを行ううえでの、金属、ガラス、樹脂系などの素材の知識について
私はプロダクトデザインを学んでいる学生です。 こらまで短い時間ではありますが、デザインを学び、いくつかのコンペ取り組んでいくなかで、各種の素材に対する知識の必要性を強く感じています。 そこで、各種素材の特性を学んでいくのに必要な書籍またはサイトなどを探しています。何かお勧めのものがありましたら是非教えていただきたいと思います。 よろしくお願いします。
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書籍でしたら書店の専門書のコーナーに何冊もあり、webならそれぞれの素材の名前を入力して検索すればいくらでも情報を入手できる時代になっていますが、いっぱしのIDのデザイナーを志すなら、それだけではとても不足です。と言うより、その姿勢に不安を覚えます。 たとえば軟鋼や18-8ステンレスの組成や加工性などを文字の姿で頭に入れることは今日とてもたやすいことですが、これらの特性はというと、実際の現場では加工してみてはじめて思わぬクセが現れて悩まされる、それを回避するためにいろいろな方法を試みる、そうして得たベストな方法をノウハウとして持っている、こういうことがとても多いものです。 ですから、デスクの前に座って、ディスプレイを眺めているだけではいけません。最近の若い方はあまりにもこうした情報入手に偏りすぎています。 もっともっと外に出て、たとえば化成品のメーカーのショールームを見学し、実際に素材を手にとってその質感や発色、あるいは加工上の特性や耐環境性、それにコストなどについてメーカー側に質問し説明を受ける、あるいは鋼材問屋を訪ねて、あるいは塗料メーカーや塗装会社に見学を申し入れ、さらに街の中小企業である「ヘラしぼり」加工や「パイプ曲げ」加工の会社などまで、とにかく広く歩き回って実物に触れ、また実際にその素材や加工に携わっている人からナマの情報を仕入れて欲しいと思うのです。 そうでないと、ただ頭デッカチの知ったかぶりになりやすく、いくらレンダリングを提示して、そのコンセプトや、素材選択の根拠などを理論武装しても、現場を知っている者がひと目見ればすぐ底の浅さを見抜けてしまいます。 ほんの基本となることぐらいは書籍やwebからでも仕入れることも大切でしょうが、一冊の本、ひとつのサイトからというのは無理、神田の古本屋から大手のブックセンターまで、足で情報をかき集める、これも大切なデザイナーの仕事であり、こうして得た貴重な情報はそのまま一種のノウハウとなります。もっともっと靴をすり減らしてください。
お礼
貴重なご意見ありがとうございます。たいへん参考になりました。 まずは基本的なところから勉強しつつ、いろいろなところに足を運んでみようと思います。