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耽美的作品との付き合い方

 今年高校2年になる者です。 私は文学や美術などに関心があって、特に耽美な作風に強く魅かれる傾向があります。  中学2年のころに三島由紀夫の「仮面の告白」を手にと取り不思議とその世界に引き込まれ、ワイルドやマン、ユイスマンスに傾倒し、絡みつくようにして世紀末芸術の妖気に魅了されました。私のそれらに対する感動はある「共感」が根底に流れていると思います。  芸術や芸術家の思想を知っていくにつれ、私はだんだんと後ろ向きな考えに陥ってしまいました。論理がうまく組み立てられずに感覚で行動してしまっている…出てくる結果に落ち込んで、紛らわす為に芸術に耽り、生活が荒廃してしまっています。  芸術とどのように向き合って生きていけばいいか、 参考の声をお聞かせいただければ幸いです。厳しいお言葉もどんどん下さい。

みんなの回答

回答No.5

私は、優れた作品に出会うと死にたくなります。でも避けられずにもとめてしまうのです。 本やら映画やら、なんやらに触れるときに一つだけ気をつけていることがあります。 死を肯定するものには賛同しないことです。 死ぬことがかっこよかったり、死をもって解決としてるものには、同調しないと心に決めています。 なぜかというと、そうじゃなきゃ自分が生きてることを肯定できないからです。どんなに見苦しくても生き抜いた人の方がかっこいいと思わないとやってられません。 自分自身で死を選ぶことが何よりも憎いものだと思いつづけてます。自分が生き残る為ニ。それが自分の姿勢です。 もしあなたが、本気でその状況を脱したいと思っているのなら方法は一つです。 夜寝て、朝起きることです。 朝起きて、朝ご飯をしっかり食べて、思いっきり運動をして、本を読むなら夜は避けて、寝る前は何も考えないで寝ることです。疲れてしまって寝てしまうという状況になるように昼間動き回るんです。 読む本をちょっと変えてみません?司馬遼太郎とかどうだろう。。。長くて客観的で面白いです。坂の上の雲とか最優先事項をしっかり見て行動する人が凄くかっこよく描かれてます。 でも、、、思うんだけど、、、実は全然困ってないでしょ?芸術にふけってる自分が実は何よりもすきでしょ? 変える必要が無いとか、変えられないとか、実はわかってるでしょ?それわかってて質問してるでしょ?やるべきことはちゃんとやって、それ以外はそのままでいいんじゃないの?そうか、、、変えたいなんて一言も質問には書いてないね。読解力が無くてゴメンナサイ。 今自分が過ごしてる時間が、そのままこれからずーっと付き合っていく自分になるんだことだけ忘れないでね。 あと絶対自分で死を選ぶ事はしないでね。それはそのままそれまでの自分や自分が大切に思ってる人を否定することだと思います。

回答No.4

indovino様、こんにちわ。 お気持ちよーくわかります。 三島由紀夫をはじめ、世紀末芸術の素晴らしさは 本当に素晴らしいものですものね。 それらを書いた時の作家それぞれが本当に「やむに やまれず」「それを書かなければ自分は死んでしまう」 と命がけでものした作品ばかりですもの、読むほうに だって相当の根性が必要ですよね(笑)。 ある種の文学はそれなしには生きていけないくらい 人の生き方に影響を与えます。 文学以外の全ての芸術もそうですが、文学だけは ニンゲンだけが用いる完全に抽象的なツール、 「文字」を使っているだけに、他にない強力な魔力 をもっていると思います。 「生活が荒廃してしまっています」と書いておいで ですが、食事は召し上がっていますか? 夜は眠れますか? お友達を失ったりしていませんか? 素晴らしい芸術にとりこまれ、打ちのめされる 時期が人生にはあるものです。 今の時期が過ぎ、ふっと「生きること」そのもの、 「生きている自分」そのものに関心を向けられる ようになったときは、今の生活のすべてがきっと すばらしい経験、すばらしい活力として役に立って くると思います。 ときどきでいいから「教えてgoo」なりに書き込んで 人とのかかわりをなくさないようにしてくださいね。 それなしでは生き延びられない時期をしっている おばさんより。

回答No.3

初めまして。 私も耽美的な芸術作品、大好きですよ~。幻想文学とかも。 貴方くらいの年齢だと、海千山千の古今東西のアーティストたちの妖気に当てられてボーとしてしまうの無理ないですね。 子どもたち見てると分かるでしょう?テレビの影響とか、すごい受けちゃうの。 だいたい、歴史に名前残すほどの芸術家って、すごいエネルギーの持ち主だし、その人たちが人生かけて産み残したエキスの固まりなんだから若い貴方が毒気に当てられるの無理ないです。 もっと年取って現実の重苦しさとか体験したらば、かえって時たま手に取る、こうした作品の耽美世界のなかで思いっきりストレス解消したりできるようになるんですよ。 まあ、いまの処方箋としては貴方が、すでに書き込みなさってるように 「論理がうまく組み立てられずに・・・」 を逆手にとって「論理的」なものにも触れていくようバランスをとる心がけをされたら良いと思います。 若いから、これはこれで、また強く影響を受けると思いますよ。 食べ物と同じ、若い人は特にバランスが大事。 でも、せっかくだから鋭い美意識も大切にしてね。 そいでもってクールな「論理」も「苦い良薬」にね。

回答No.2

私は耽美的な物との触れ合いがあまりないのですが、芸術作品に大いに浸りきった時があるので、参考としてお聞き下さい。 四月に大学入学予定の私は、高二の時に一年間留学をしたんですね。その時に現実の厳しさとか人間の醜さとか、日本にいた時は到底私に降り掛かって来なかったマイナスの面を見てきました。現実に対する怒りを慢性的に抱えた私が自然と手を伸ばしたのは、夏目漱石や森鴎外。彼らも同じく留学経験者でした。ダダイズムにも惹かれましたしね。 indovinoさんのように、「共感」していたんだと思います。 帰国して一年、私の芸術との向き合い方は今も同じです。「過去の人々の訴えを聞くためのもの」として、さらに「昔から不変の、人々の求める理想を知るためのもの」として読んでいます。 芸術は「こうであるべきだ」という形はないと思います。一人一人違って然るべきなんです。 覚えていてほしいのは、芸術は一人一人異なるからこそ誰にも自分の「芸術の形」を押し付けてはならないということ。あなたが他の人にあなたの芸術感を押し付けられないのと同様にそれは、誰もあなたの芸術感を否定したり肯定したりできないということです。 あなたは自分の芸術感を磨けば良いと思う。何かを「好きだ」何かを「したい」と思う気持ちを他人に任せてしまったら、私たちには何が残るというんでしょう。 芸術を生涯の友として趣味でやっていくか、それとも成し遂げなければならない使命ととるか、または人生よりも重要と考えて優先するか、それはあなた自身の問題。高校二年生ならば時間は十分にあるはず。毎日悩んで下さい。その悩みも後々、あなたの人生の糧になるはずです。

  • hisya
  • ベストアンサー率22% (65/285)
回答No.1

芸術至上主義はあまりに古臭い観念です。 耽美的作品を読んで感動しても、映画を見た後のようにすぐに、現実に戻るのがそういう作品に対する上級者の読み方です。この落差の大きさが心にめまいを起こすのです。まるで夢を見たかのようにあれはなんだったんだろうと心に秘めて、生活とはまるで関係ないかのように生きるのです。いまのあなたは芸術に食われてる哀れな人間にすぎません。狂気は魂の内に封印して下さい。 なお、現代芸術をかじれば芸術とどう向き合うのが最先端かわかります。

indovino
質問者

お礼

ご回答有難う御座います。 内心感じていたことを客観的に言われると、重みを増して心に響きます。 生活全体を見直して、気持ちの切り替えが出来るようにこれから訓練し行きたいと思います。

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