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有機溶媒の使用法について
昆虫(カメムシ)の卵塊表面の化学物質を落とすためにヘキサンかアセトンを使おうかと思ったの ですが、原液のまま使用して大丈夫でしょうか?またどれくらい卵塊を浸せば良いものでしょうか? こういうことやるの初めてなのでよく分かりません。 詳しい方いらしたら教えて下さい!よろしくお願いします。
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>原液のまま使用して大丈夫でしょうか? 原液じゃないとすると、別の溶媒を混ぜて使うということですか?それは一体どんな比率で混ぜるのですか? さらに、卵塊表面の化学物質を落とすためにヘキサンかアセトンの原液では十分に溶出または抽出できないと思われる問題点でもあるというのですか? 確かに、科学物質の抽出をするとき、一つの溶媒では、抽出できない物質があるために、2種類以上の溶媒を混ぜ合わせて使うこともありますが、これは非常にまれなことであって、大抵は、一種類の溶媒を使って抽出を行うものです。 このような場で質問するよりも、もう少し、物質抽出についての本をお読み下さるようお願いします。 では本題です。 少ない回数で、できるだけ多くの物質を抽出しようとするならば、抽出に使う溶媒は、何でもいいというわけではありません。量も関係してきます。(抽出効率を考えなければ、気にしなくともいいでしょうが・・・。) その卵塊には、どんな物質が含まれている可能性があるとお考えですか? まずはそこから、その物質の抽出にあった溶媒を選ぶべきでしょう。現段階の説明だけでは、ヘキサンでいいのか、アセトンでいいのか判断がつきません。 分からないのであれば、まずやってみて、どの溶媒でやれば効率よく抽出できるかを試してみるのがいいでしょう。また、ヘキサンで抽出した抽出液に含まれる有力な物質を見つけることで、その物質を効率よく抽出できる溶媒を探すのもいいでしょう。(時間がとてもかかると思いますが・・・。) >またどれくらい卵塊を浸せば良いものでしょうか? こういうことやるの初めてなのでよく分かりません。 物事をする場合、初めてということはあたり前です。研究者はいつも初めての経験に直面しているわけですから、分からないことがあってあたり前なんです。その分からないことをどうやって突破していくか、自分で糸口を見つけていこうと努力するのがこと研究者ではないのですか?(高校生だったらごめんなさいね) これは、図書館に行って文献を調べるなり、あるいは、実際にやってみてどのくらいの時間浸していたらいいのかを観察するしかないですね。まずは、自分でなさってみて下さい。(これも時間がかかるでしょうね。) 一体、何をしようとしているのか具体的なところが見えてこないので、ちょっと中途半端な答えになっているかもしれません。 私は、大学時代、ある種のカビが生産する活性物質の抽出と、同定をしました。量が量だったので、安価な酢酸エチルという溶媒を使って物質の抽出を行い、MSスペクトル分析などにかけてもらったりしました。 本来なら、化学合成までできれば良かったのですが、しないまま卒業してしまいました。
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- rei00
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はじめまして,天然物化学研究者の rei00 と申します。ですので一応専門家と致しますが,私は薬学です。 プロフィ-ルを拝見すると,大学4年生の方の様ですが,卒業研究でしょうか。それでしたら,その研究室あるいは指導教官の方のスタンダ-ドな方法があるはずです。まづ,それを教わりましょう。 もし何らかの理由でそれがダメな場合,文献検索をしましょう。カメムシは知りませんが,ゴキブリやアリに関しては多くの報告があります。もしかするとカメムシに関する報告もあるかも知れません。ケミカルアブストラクトは引かれましたか?あるいは,「現代化学増刊」,「化学増刊」,「化学総説」などにも総説がのっているはずです。 手本とすべきものがないのであれば,まづはこれらの報告に従ってやってみるべきです。その上で必要な改良を加えて下さい。 必要なら補足下さい。