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「眠れる森の美女」の王子は龍と戦かわない?

ディズニーアニメの「眠れる森の美女」の王子は龍と戦かって勝ちますが、原作では戦わないと聞きました。 では、原作では、二人はどうやって知り合い、そしてキスし、結婚する話になっているのでしょうか? またキスされて目覚めるというパターンが白雪姫の話と似ていますが、作者が同じなのでしょうか? よろしくお願いします。

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回答No.2

「眠りの森の美女」は、この題ではフランスのペロー童話、同じテーマで「いばら姫」という題になるとグリム童話にあります。 100年の眠りの後、王子によって目覚めるところまでは同じですが、ペローでは、まだその後がありまして、王子は、姫とのことを自分の父(王)母(王妃)には秘密にしたまま、姫との間に子供を何人かもうけます。その後姫との結婚を明かして姫・子供とも自分の城へ連れ帰るのですが、母である王妃は人食い鬼で、姫の命を狙い……、という話が後ろにつきます。 河出文庫(『長靴をはいた猫』の題)、岩波文庫(『ペロー童話集』の題)で、安く翻訳が手に入りますので、続きは、そちらで読んでみて下さい。ディズニーとの話の違いに驚かれると思いますよ。 なお、白雪姫ですが、こちらは、グリムの話では王子のキスで目を覚ますのではありません。白雪姫の死骸と棺を小人から貰い受けた王子は、従者に棺を運ばせます。その従者が躓いた拍子に白雪姫の口から林檎がこぼれ落ちて息を吹き返すのです。それまでに二度、白雪姫は殺されかけ、息を吹き返しており、毒林檎は三度目の、王妃による白雪姫殺害なのです。王妃の最期を含め、ディズニーのアニメーションと実際のグリム童話では大きく話が違っています。文庫なら岩波文庫かちくま文庫に入っていますので(グリム童話集)、読まれると面白いですよ。

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回答No.3

すみません、ちょっと補足します。 ペロー童話、グリム童話といいますが、ペローもグリム兄弟も、正確には、これらの物語の「作者」ではありません。眠り姫の話や白雪姫の話、あるいは赤頭巾の話などは、ヨーロッパ(フランスやドイツ)で語り伝えられていた民話なのです。 ペローはフランスの民話を、宮廷の貴婦人たちの趣好に合うようにアレンジして、話のおしまいに教訓を付けて本にしました。 グリムはドイツの民家を廻り、古い話を集めて、やはり幾分の脚色をした上で「子供と家庭のための童話集」として出版したものです。ただ、グリムが採話した人の中にはフランス系の人もいて、そのためフランスの民話をドイツの民話として収載してしまったようなものもあります。 余談ですが、グリムは童話集を何度も版を改めて出していますが、その都度収録話数が増えるだけではなく、筋の改変も行っています。白雪姫の場合、初版では王妃は白雪姫の実の母でした。それが版を改めた結果、実の母という刺激的な部分が削られて、継母という形に「創作」されました。初版のグリム童話集は白水社から4巻本で出ていますが、抜粋が小学館文庫からも出ていますので、興味があればお読みすることをお奨めします。

  • sheltie
  • ベストアンサー率52% (280/529)
回答No.1

「眠れる森の美女」の原作は、フランスの作家シャルル・ペロー(1628~1703)によって作られた童話です。 魔女に呪われたお姫様が100年もの間ずっと眠り続けていて、その伝説を伝え聞いた王子がやってきて、お姫様に キスしたら魔法がとけて、めでたしめでたしというお話です。 白雪姫も王子様のキスによって目覚めますが、こちらの作家はグリム兄弟です。

yoshinobu_09
質問者

お礼

ありがとうございます。 100年も眠り続けていたというのはすごいですね。 年齢差はかなりありますが…。 王子はキス以外に、とくに何もしなかったのですか? そうだとすると物語の起伏がなさそうなのですが。

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