- ベストアンサー
屋外で吐く息が白くなることについて
昔から疑問に思っていたことを質問させていただきます。 寒い冬の日に、屋外で息を吐くと白くなりますが、この白くなる度合いは、雨上がりの日の方が大きくなると思います。 つまり、同じ気温の日でも、雨上がりの日の方が、息が白くなると思うのですが、これは思い違いでしょうか? それとも何か理由があるのでしょうか? 教えて頂けると幸いです。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
息が白く見える現象は、肺の中で暖められた湿度の高い空気が、呼気となって外に吐かれた際、外気との混合により急激に冷やされ、湿度が100%を越える場合に、空気中に溶けきれなくなった水蒸気が凝集して小さな水の粒になったものです。 空気は温度によってどの程度の水蒸気を溜めておけるか決まっています(飽和水蒸気圧)。温度が高いほど多くの水蒸気を溜めておけますが、そうしてたっぷりと水蒸気を溜めた空気の温度が低くなると、いずれ水蒸気が溜めておけなくなり、水の形で空気から追い出されてしまうのです。 で、晴れの日と雨の日の違いですが、乾燥した晴れの日は、もともと空気が乾いている為、凝集が始まる温度まで呼気が冷やされても、周りの乾燥した空気が追い出された水蒸気を代わりに溜めてくれる為、凝集がなかなか始まらないのです。 それに比べ雨の日は、もともと空気中に多くの水分が含まれている為、呼気が冷却され溜め込まれた水蒸気が限界を迎えると、周りの空気が水蒸気を吸収してくれないので凝集がすぐに発生してしまいます。その結果、息が白く見えやすいという訳です。
その他の回答 (2)
- helium
- ベストアンサー率40% (2/5)
補足ですが、寒い日に息が白くなるのは、冷凍庫を開けたときに白い冷気が現れる現象や、積乱雲が発生するメカニズムと同じ原理ですよね。
- hiruneneko
- ベストアンサー率37% (60/158)
息が白く見えるのは、吐いた息の中の水蒸気が冷やされているためです。 雨上がりの日は大気中の水蒸気が多いため、その水蒸気が吐いた息により一旦あっためられ、それがまた大気により冷やされて白く見えるのだと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 大変参考になりました。