- ベストアンサー
数学者か物理学者の出てくる小説
最近、「博士の愛した数式」を読んで楽しかったです。 数学者や物理学者の伝記が好きで読んでいたりしましたが、小説として扱われたものを読むのは初めてで、結構マニアックな内容でいてちゃんとした小説で新鮮でした。 こんな感じで数学者や物理学者が現れる小説を教えていただけませんか。 普段は三島由紀夫とか大江健三郎を好きで読みます。 そんな感じでしたら最高ですね。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
実在の人物を取り扱った小説ではない、という点において、お好みに沿うようなものとは、少し異なるかもしれません。 瀬山士郎 著 「数学者 シャーロック・ホームズ」,1996年 日本評論社刊 を紹介します。 コナン・ドイルが描いた名探偵シャーロック・ホームズが、数学を武器に謎を解決します。 数式がたくさん挿入されており、私が読んでみたところでは、大学の教養課程程度の数学知識が必要と思います。 物語の書き出しは 「1996年という年はホームズ・ファンやホームズ研究家 にとって忘れられない年になるであろう.というのは,そ の年の初めに日本のある古書店で見つかった古い反故の束 の中から,手書きの英文の原稿が発見され,鑑定の結果, それは紛れもないジョン・ワトスンその人の手稿であるこ とが分かったからである.」 という、ホームズのパスティーシュやパロディにありがちな、換言すると、ホームズファン・シャーロキアンにはたまらない一文で起稿されています。 ホームズ譚を幾つかお読みになったことがあれば、文中にちりばめられたホームズやワトスンの言い回しや登場人物等について、より楽しめると思います。 他に、小松左京氏の短編集に面白いのがありました。 小松左京 著 「物体O」 角川文庫/ハルキ文庫 氏の小説は「サイエンス・フィクション」というよりは「サイエンティフィック・フィクション」というものも多いと感じます。 荒唐無稽なエスパーやタイムマシン云々ではなく、比較的科学的に正しい根拠に基づいて構成された感じがします。 また、 広瀬正 著「ツィス」 集英社文庫 は、ある日から「二点嬰ハ音(ツィス)」という音が、どこでも、誰にでも聞こえる異常事態に陥った社会を、深い考察力で様々な観点から描き出す名著です。 「空想科学」なテーマですが、様々な社会的影響について克明に描かれた「社会派」な小説であるといえるかもしれません。 あと、伝記という観点で探すと、 Leopold Infeld 著 市井 三郎 訳 「ガロアの生涯―神々の愛でし人」,1996年 日本評論社 刊 は面白いかもしれません。 ほかに http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/listmania/list-browse/-/1FU2BONRHXBIK/249-4110052-2661927 この様なページを見つけたので参照してください。 すでにお読みになった本も多いかとは思いますが・・・
その他の回答 (4)
- toko0503
- ベストアンサー率36% (886/2437)
同じく 森 博嗣・著「工学部・水柿助教授の日常」(幻冬社) すっごくおもしろいですよ。(^^)
お礼
証票を読んでみました面白そうですね。ありがとうございました。
補足
書評でした。ミスタイプです。すみません。
- kanako2005
- ベストアンサー率40% (251/615)
森博嗣さんの「笑わない数学者」(だったかな?)はいかがでしょう?
お礼
ミステリーの分野に結構あるんですね。 読んでみます。
寺田寅彦なんかどうでしょうか。
お礼
寺田寅彦の随筆はシュールで好きです。 その他にも朝永振一郎とか科学者の書いた本はそれで好きなのですが、科学者の描かれた小説があればなあと思いまして。
趣向を変えて、推理小説などはいかがでしょうか。 作者 東野圭吾 題名 探偵ガリレオ 題名 予知夢(探偵ガリレオ続編)
- 参考URL:
- http://www.keigo-book.com/
お礼
なるほど、参考になりました。東野さんは工学部出身なのですね。面白そうです。他にもありますか?
お礼
シャーロックホームズは面白そうですね。 大学教養程度なら読み応えもありそうですね。 小松左京と広瀬さんのものはSFとしてかなりしっかり書かれているようで面白そうですね。 インフェルトのガロアの本は高校の時読んで感動しました。 一週間で専門書を読んでやろうとか思ったものでした(できませんでしたがw)