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QPSKとリニアアンプ
QPSKの原理だけ理解した初心者です。 QPSKによる送信にはリニアアンプが必要だそうですが何故でしょうか。 位相変調であればリニアでなくても良いのではと思うのですが。 よろしくお願いします。
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位相変調では歪が発生すると当然位相の位置が変わります 変わるのどうなるの? 許容範囲内では当然同じ位相と認識します たとえばqpsk(有線)→4pskと同じ(無線) 0度 00 90度 01 180度 10 270度 11 となりますね 実際は通信をしている内に 位相が多少変化します 0度がアンプを通過すると3度になったりします これが許容範囲なら 0度±30度なら 00と認識 ↑ この範囲は通信している機種(プログラム)により違います もし、これが非常に特性の悪いアンプで 0度が92度になると 00を送っているのに 01と電送先では認識します 実際には外部ノイズが乗ったりしますので出来るだけリニアな特性が求められます しかしそれは理想でありますがこの世にリニアなアンプは存在しません(作れません) したがって正確にはある許容範囲を持ったリニアに近いアンプと成るわけです →解説本ではリニアアンプの表現になります ↑ 理想の世界 では もっと緻密な16QAMや64QAMなどはQPSKより精度の高いアンプが必要になりますね
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- masudaya
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>Vout=A*cosωt (A=1 or -1) >ということですよね。これが振幅変調と同じというの >がよく分かりません。振幅は一定ではないのでしょう >か? えっと,1から-1に振幅は変わっていませんか? 振幅の大きさでいけば,確かに変わっていませんが. あまりうまく説明できていないように思いますが, Vout=A*cosωt のAが変わるということは振幅が変わっているということだと思っています.
お礼
納得しました。 どうもありがとうございました。
- masudaya
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QPSKでは,なくもっと簡単なBPSKの場合で説明します. BPSKの場合は データをD(t)とすると(1/0のデータとする) 送信は Vout=cos(ωt+π*D(t)) となります. いま cos(θ+π)=-cosθ なので Vout=(-1)^D(t)*cos ωt となり,振幅成分で変調しているのと 同じになります.振幅で変調するのと同じであれば, 増幅回路の線型性は充分に大きくなければならないということになります.
補足
ありがとうございます。 1つ教えてください。 Vout=(-1)^D(t)*cos ωt は言い換えれば、 Vout=A*cosωt (A=1 or -1) ということですよね。これが振幅変調と同じというのがよく分かりません。振幅は一定ではないのでしょうか?
お礼
丁寧に教えて頂いてありがとうございます。 QPSKに特有の理由があるのかなと思ったのですが、結局変調方式にかかわらず歪が発生するとエラーを起こしてしまうということですね。 ありがとうございました。