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青果物卸売について

05/02/08 11:43、yaruseiさんの質問(Q1208055)がらみなんですが、1号物品・2号物品・3号物品という分け方は、競争力のあるものはセリ、ちょっと劣るものは一部セリ、ないものは相対という位置づけなんでしょうか?そーいう位置づけであるならば、実態として行われている予約相対取引はどう理解したらよいのでしょうか?教えてください。

みんなの回答

回答No.4

#3亀レスですが… >卸売市場がもっていた社会経済的な「需給調整機能」が低下 物流における市場シェアが下がるということは、全体需給に与える影響が小さくなりますから、結果として調整機能は低下すると考えられます。 >集出荷サイドは、市場間取引による物流調整(需給調整?)をどのようにして位置づけているのでしょうか? 上記と重複しますが、市場に集まる物量が少なければ、「他で少ないからまわしてくれ」といっても、まわせるだけの物量がないことになります。 機能を期待されているのは事実でしょうが、「したくてもできない」というのが本音でしょうか。 >「販売先の探索」機能をもつものとして評価するのでしょうか?(一部改) 市場は卸売の得意先を抱えていますから、モノが一杯になった時に、一から探すというのは想定しがたいです。 通常の営業の中で、得意先の獲得活動を行い、その中で優先順位をつけて、物量に応じて売り込むということは考えられます。

kino15-5-53
質問者

お礼

ありがとうございます。段々とイメージがつかめてきました。

回答No.3

こんにちは、kino-15-5-53さん。 >集出荷業務に携わる組織や人と市場関係者の視点のちがいというのは基本的にどーいうところにあるのでしょう? >卸売市場の機能の捉え方・評価に根本的な認識のちがいがあるのでしょうか? 私の回答はあくまで一面的なものでしかなく、また前段の流れを十分把握しておりませんので、その前提で読んでいただければと思います。 物流の側面で言うと、市場の基本的な機能である「物流調整機能」が、昔に比べて低下していると考えられます。 卸売市場は「いいもの(需要のあるもの)が高く売れる」ことを前提とした仕組みの上に成り立っています。 市場でせり売りをする人の収入は、販売額に一定の率を掛けた「手数料」です。 このため、せり人は「なるべくいいものを多く仕入れる」ことが目標になります。 一方、集出荷を行う組織(一例として農協)の収入も「手数料」ですから、市場に出す限りにおいては、いいものを多く農家に生産させて集めることが目標になります。 しかし、近年は小売が大型化し、相対により一定の物量を確保する傾向にあります。 農家も大型化しており、「いつくるかわからない高値を望むよりは、一定の収入を確保したい」という意向から相対取引への移行が進んでいます。 こうした流れを受け、市場のシェアが相対的に小さくなったため、市場の物流調整機能が低下しています。 具体的には、通常期は物量が飽和しているので市場価格が伸び悩み、逆に物量が不足すると価格が一気に高騰する傾向が顕著になってきています。 このような傾向から、集出荷の側が市場に求める「物流調整機能」ひいては「価格形成能力」への期待が、相対的に薄まっているのではないかと考えられます。

kino15-5-53
質問者

補足

「物流調整機能」が低下しているということは、卸売市場がもっていた社会経済的な「需給調整機能」が低下していると捉えていいのでしょうか?  あるいは市場外流通が多くなりますと、ある市場で著しい過不足が生じた場合、別の市場でも荷がないわけだから、市場間取引によって需給過不足は容易に解消されなくなるということが想定されるのですが…。 集出荷サイドは、市場間取引による物流調整(需給調整?)をどのようにして位置づけているのでしょうか?「販売先の探索」機能をももつものとして評価るのでしょうか?

noname#12004
noname#12004
回答No.2

#1です。補足します。 >集出荷業務に携わる組織や人と市場関係者の視点のちがいというのは基本的にどーいうところにあるのでしょう? 前回の回答で「市場関係者の視点とは異なる」と表現したのは、卸売市場法に対して、出荷者は”気にも留めない”で差し支えなくても、もしかしたら市場関係者からすれば”手かせ足かせ”と思っているかもしれません。もし今後、市場関係者等からの回答がなければ私の回答が代表となってしまいます。そのとき、(前回の回答でも書きましたが)”鵜呑みにしないでください”ということを分かってほしいために立場表明したまでです。立場が違えば”必ず”視点も違うという意味ではないです。

kino15-5-53
質問者

お礼

何度も回答していただきありがとうございます。統計数字などでは、どういう品目がいつ頃取引が多くて、価格はどう推移するのかということはわかるのですが、それにかかわっている人たちの「意識と行動」は外部の者にはなかなかわからないところがあります。 わからないことがあったらまた教えてください。

noname#12004
noname#12004
回答No.1

>05/02/08 11:43、yaruseiさんの質問(Q1208055)がらみなんですが 上記質問にて回答していたものです。もし他の方の回答がないと(前回も含め)私の主観に偏る可能性がありますので、kino15-5-53さんが私の回答を鵜呑みにされないよう、かつ私の回答に参考となる部分があればと思います。 私の立場を明らかにしておくと、昨年まで農産物出荷等を業務としていたものです。よって、市場関係者の視点とは異なることをまずはご理解ください。 さて、卸売市場法の物品区分ですが、出荷者の立場からは”気にも留めていません”でした。なぜか?気にしなければならないほど厳密な区分ならば、それはもはや資本主義でも自由経済でもないからです。行政は経済に必要以上の介入は行いません。(多分) 卸売市場法を読んで見ると、二つの意図があるように感じます。すなわち 1)地元農業の保護、育成(各県の物品指定を見ると明らか) 2)弱者救済 ということです。2)について私の前回の回答に不足があったと思いますので、補足します。 例えば、前回天然アユが岐阜で1号物品指定、と書きました。天然資源は乱獲してはダメなので、当然収獲量は限られていますよね?限られた出荷量ならば、セリで取り合いにならなければ収入は期待できないですよね?つまり販売方法に制限がないと、出荷者は弱者となる可能性がでてくる。だから条例を設けた、と考えられるのです。(ただし、市場関係者は出荷物を高く売ることが自身の利益にもなるし、信用にもつながるので高く売ろうとします。相対取引をすると市場に安売りされる、との誤解を招くといけないので補足します。) また、卸売市場法には業者が弱者となる場合も想定され、その救済についても記述が見受けられます。下記URLで言えば第37条2項でしょうか。そして、私が見た限りでは、これが3号物品を指しているのでは、と思います。 予約相対については、青果物は価格変動が激しいので出荷者の収入や業者の経営を安定させるために行われているものです。双方にメリットがあるため、お互いの同意があれば全ての物品で出来ます(卸売市場法は市場を通さないものには適用されないから) 長文になりました。最初にも書きましたが私の主観が入っていますので、もしkino15-5-53さんが学生でテストやレポートに必要であれば、教授と一度話してください。私の意見が間違っていたら減点されてしまいますから。

kino15-5-53
質問者

お礼

「競争力がないから相対」というわけではないということですね。大変参考になりました。

kino15-5-53
質問者

補足

集出荷業務に携わる組織や人と市場関係者の視点のちがいというのは基本的にどーいうところにあるのでしょう?卸売市場の機能の捉え方・評価に根本的な認識のちがいがあるのでしょうか?

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