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電気分解での硫酸の濃度
硫酸を電気分解するとき、電流を一定にした状態で硫酸の濃度を2倍にすると、電解される量は変化するのでしょうか? 教えてください。お願いします。
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電流を一定にしておけば、物質の濃度が変化しても、単位時間に電解される物質量は変化しません。 電気分解で変化する物質の物質量は電気量に比例します(ファラデーの法則)。 Q = FNn Q:電気量 F:ファラデー定数(電気素量とアボガドロ定数の積) n:物質量 N:価数(半反応式で、電子の係数と目的の物質の係数の比) 電気量は電流を時間で積分したものに等しくなります。 Q=∫Idt 電流が一定なら、Q=It になります。 I:電流 t:時間 硫酸水溶液(希硫酸)を用いて水の電気分解を行う場合の半反応は、 陽極:H2O → 2H[+] + (1/2)O2 + 2e[-] 陰極:2H[+] + 2e[-] → H2 電気分解される水の物質量をnとすると、N=2なので n = It/(2F) となります。 硫酸は、H[+]の濃度を上げて、電気分解に必要な電圧を下げる働きをしますが、電気分解される水の物質量は電流と時間で決まり、硫酸の濃度には関係しません。
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1番です。2番の方の指摘は「ファラデーの法則」が成り立つ系です。私の回答した内容は.同法則が成り立たない系です(電解効率が1以外)。受験関係は2番の方に従うでしょう(ファラディの法則を知っているかが試験の対象で.電解効率が1)。 極端な低濃度とか.極端な高濃度の場合.電解効率がずれます。電解効率も昔は受験範囲に入っていたのですが.今は入らなくなったのでしょうか。 なお.(たしか)30%発煙硫酸は.固体です。ですから.65%きりゅうさんの硫酸濃度濃度を2倍にした30%発煙硫酸では.溶液としての電気分解ができません。電気が流れませんので.電解効率は0になります。
お礼
詳しい解説をありがとうございます! しかっりと理解することができました。
「硫酸」ですよね。きりゅうさんではないですね。 のうりゅうさんでは.たしかSO4-の活量計数が0.3くらい。2倍の農道のはつえんりゅうさん(作れたか忘却)ですと.より勝つ量が減ります。発煙硫酸では変な服反応が多くなって.目的の電解はへります。もっとも.30%発煙硫酸(40かも.記憶があいまい)を電解するとなると溶融電解になるので大事です。この濃度の発煙硫酸は常温で固体ですから。 発煙硫酸の電解なんて物騒なことを考えないで.桐生さんあたりで穏やかに電解していたほうが気が楽です。
お礼
自分が求めていた内容を答えていただき、非常に勉強になりました。 ありがとうございました!