アルツハイマーの人にはどのように見えるのでしょうか？

質問

削除されるかもしれませんが・・・次のＵＲＬをまずはご覧下さい。

http://ameblo.jp/user_images/73/c7/d3e651fd7b0a67c51121c69104427ee6.jpg

ここをみて思ったのですが、アルツハイマーの人にはどのように物が見えているのでしょうか？ここに表現されているそのままに見えているのでしょうか？

実際はかからないと分からないかもしれませんが、よろしくお願いします。

回答No.2

Diogenesis · ベストアンサー

アルツハイマー病による認知障害の進行には個人差がありますし，
他者の主観的体験そのものに触れることはできないので想像するしかありませんが，
かなりリアルな表現になっているのではないでしょうか。

アルツハイマー病では眼球運動のコントロールが失われて
対象を注視したり全体を見わたしたりすることができなくなると同時に
見えているものが何であるかという判断にも困難が生じるようです。

そんなわけである程度病状が進行すると
普通の人なら単純な図形を模写することさえ困難になってしまいます。
（それが診断のひとつの手がかりにもなっています）
画家として身につけてきた知職と技能に支えられてこそ
あのような表現が可能になっているものと思われます。

下記URLには
神経心理学ならびに認知心理学的アプローチによる
アルツハイマー病の認知障害の研究が紹介されています。
参考になさってください。

参考URL：

http://www.sapmed.ac.jp/sapmed/npsy/contents/introduction/research/dementia/

お礼

眼球運動も抑制されちゃうんですか・・・細かい部分の形の認識が難しくなりそうですね。

あの絵にはびっくりしました。下段の右側の時はかなり症状が進んでいたと思いますが、顔の絵だとわかりますので。

参考URLありがとうございます。

回答No.4

kaitaradou

再度書かせてください。見えたとおり書いているかどうか難しいということですが，対象の形で考えると混乱するので外界の明るさで考えてみたいと思います。今ある画家が眼に入る光の量が減る病気にかかったとします。この画家は当然外界が暗くなったと感じるはずです。しかしこの画家が見えるとおりに絵を描いたとすると周囲の人には前と同じ明るさの絵が描かれるはずです。この画家には同じように暗く見える絵の具が使われますが，周囲の人にとってはこの絵の具は前と同じ明るさだからです。このときこの画家が外界が暗くなったなと発言するとしたら、周囲の人には画家の眼が悪くなったということがわかります。叉同時にこの画家が見えたとおりに描いていることが確認できます。まったく同じことが形でも言えるのではないでしょうか・・・

お礼

本人が、このように見えているという事を口にしていればよかったんですけれど・・・まったく持って情報無しだというのがつらいですね。

本当に会うことができて質問に答えてくれそうな状況だったら質問してみたいです。

解説文に自己への侵食とか自分を失っていく姿を描いたと書いてありますが、実際はどうなんでしょうね？

回答No.3

kaitaradou

外れているかもしれませんが，有名な話にエルグレコの肖像画の話があります。エルグレコの肖像画では誰の顔も異常に細長いという特徴があります。このような肖像画を描いた理由に対してエルグレコの眼が異常だったという説があります。この説に対する反論として、グレコにはその様に見えたとしてもグレコが見えたとおりに筆を動かせば普通の顔になるはずだと考えた人が居るそうです。グレコは見たとおりには描いていなかったということになります。一人の画家が描いた自画像でも本人の外貌が変わっていないという前提でですが、その時点時点で見えたとおりに忠実に描いているのならば，たとえこの画家の認識がどのようなものに変わろうと、描かれた絵ははじめと同じはずです。少なくともこのような自画像の変化は別の目的で意図的に描かれたものであろうと思います。私にはアルツハイマー病に対する正しい認識を助けるものではないと思われるのですが・・・。あるいはこの画家が最後まで，自分の心理状態をこのような絵を通じて遺そうと執念を燃やしていた可能性はゼロではないかとも思いますが・・・

お礼

見えたままの事を描いているのかどうかというのを検証するのは難しいです。表現技法かもということもあるし、＃２さんの参考URLのように図形認識の困難さを考えると下段左か中央あたりまではみたままの事を描いているということもありえる事です(少なくとも本人には同じ風に描いているように見えているかも知れません)。

この元ネタの本(多分本からスキャンしたと思います)を書いた人はこの画家の精神世界の変遷と捉えているみたいですし。

確かに、この絵ではアルツハイマーに対する認識を助けるものではないでしょう。アルツハイマーになったら全員がこういう絵を描くというわけではないでしょうし・・・

ですが、どのように物体を認知しているのかという事に対しての疑問を持たせるには十分ではないでしょうか？・・・質問の仕方が悪かったですね。あのURLを載せなければこういう風にはならなかったかもしれません。

回答No.1

yamaichiro

これは芸術的表現でしょう。

本当に崩れて見えたら、歩くことも困難かと。
重症だったらわかりませんが。

お礼

下段の中央の絵がなかったら芸術的表現だったのかもしれませんが・・・

回答ありがとうございます。