アイヒマン効果という言い方はあまり聞きませんが,アイヒマン実験ならあります。
イェール大学の社会心理学者ミルグラムが1960年代に行なった服従実験の通称です。
概要については#1さんがすでに説明してくださっていますが,
この実験の眼目は
冷酷非道な振舞いが特殊な個人の属性から生じるものではなく,
だれもが冷酷非道に振舞う状況が存在すること,
すなわち「状況の力」のデモンストレーションにありました。
高島礼子が精神科医を演じた『さまよえる脳髄』というB級映画の中で
エピソード的に使われていたりもします。
Web検索でもかなりの情報がヒットしますが,
詳細についてはミルグラム自身の著書を参照してください。
スタンレー・ミルグラム (著), 岸田秀 (訳)
『服従の心理―アイヒマン実験』 河出・現代の名著 河出書房新社
お礼
ありがとうございます。 HPを見てみますね。