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エルニーニョ現象と暖冬
なぜエルニーニョ現象が起きた年に、 日本は暖冬になるのでしょうか。 明日がテストなので早めに返信があると幸いです。
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海流の話をし忘れました。ごめんなさい。私が言う貿易風のよる西から東への海水の流れは赤道海流のことです。貿易風が強い場合は赤道海流により表層の温かい海水が西に流れます。そのため、水平方向ではペルー海流(フンボルト海流)が、鉛直方向では湧昇流が冷たい水を運んできます。しかし、貿易風が弱まると赤道流が弱まり、赤道反流が強まります。そのため、ペルー海流の勢いを抑えてしまい、暖かい海水が停滞するんです(もちろん湧昇流も)。たぶん、世界の海流分布を見ながら読んでいただければわかりやすいかと思います。
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- hagfish
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no3さんへの回答です。漁業についてですが、なぜペルー沖が3大漁場になっているかというと、よい漁場というのはえさとなる植物プランクトンが大量に発生する場所なんです。植物プランクトンが繁殖するためには光・温度・そして栄養が必要です。一般的に表層は光と温度の条件は満たしているのですが栄養が足りません。栄養とは生物の死骸が分解したものが主ですから海底へと沈んでしまうんです。ペルー沖で表層の水が西に流されることによりそれを補うために海底の水が上昇します。これを湧昇流といいます。これには海底の栄養が多量の含まれていますので、この三つの条件が整うことになります。そのため、この海域では海の水が真緑で透明感がありません。エルニーニョが起こると水は透明になってしまいます。多少の回復傾向があるものの、いまでも現地の漁業者は悲惨なものです。
No1です。テストが終わった後の蛇足になりますが・・ エル・ニニョ現象がが科学的に未だ解明しきれていない のは事実です。しかしNo2さんの言われる「ペルー沖の表面の暖かい海水が西に流れ・・・」という記述には疑問を感じます。なぜならペルー沖には南極からのフンボルト海流が流れ赤道に近いのに海流温度が低く、昔から魚の宝庫であり、漁獲高世界一を長年誇っていました(現在も?)そのペルー沖で海温が上昇し漁獲高が急減することに気づいた漁師が、この異常現象をエル・ニーニョと呼び始めたというのが定説です。現代ではもちろんこの現象はペルー沖だけの現象ではなく、太平洋、ひいては地球規模の変化であることが認められていますが・・・
- hagfish
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エルニーニョは、南米ペルー沖の海水温度が上昇する海洋の現象であると思いがちですが、実際は大気の運動に関する現象なんです。通常、南米ペルー沖では、東から西へと貿易風が吹いております。そのおかげでペルー沖の表面の暖かい海水が西に流れ、それを補うように深層から冷たい水が上ってきます。しかし、エルニーニョではこの貿易風が弱まり、表面の海水が西へと流れないため、暖かい海水が停滞し、水温が上昇するのです。つまり、地球規模で大気の運動が異常を起こすために地球規模での気象異常が起こるんです。天気や気候は大気の運動によって生じる現象ですからね。しかし、この貿易風の変化がどのようなメカニズムで日本が暖冬にするかなどの詳しいことはまだほとんどわかっておりません。今後の研究が待たれるところです。
エル・ニーニョ(El Nin~o)とはスペイン語で神の子 イエスを意味します。昔からクリスマス頃になると海面の温度が上昇する現象に気がついた南米ペルーの漁師が名づけたものです。 その後の研究でこの現象は局地的なものではなく、赤道 太平洋で起こる現象だと認められました。海面の温度上昇は地球規模で異常気象を起しますが日本では暖冬、冷夏などが知られています。日本列島は海に囲まれているので、その海の温度が上昇すれば当然陸上の気温も上昇するわけです。しかし、エル・ニーニョの発生の仕組みやその影響は全てが明らかになったのではなく研究段階にあると思います。
お礼
どうもありがとうございました
お礼
詳しいお話、どうもありがとうございました。 テストも無事終わり、テストを機にエルニーニョ現象について理解することができました。 今後の研究についても少し興味をもてました。