• 締切済み

(E)-2-hepten-1-olの精製法

(E)-2-hepten-1-olを、Horner Emons反応(バレルアルデヒドとホスホノアセテートとの反応、NaoEt)及びLAH還元(溶媒エーテル,0℃)により、反応したのですが、LAH還元をcrudeの状態で反応させたため、(E)-2-hepten-1-olに不純物が混ざっている状態で精製に困っています。精製は何れも減圧蒸留で行ったのですが、2つの反応とも、生成物の留分の圧力及び温度がほぼ等しいため、Horner Emonsの不純物がそのまま、LAH還元にも、影響がでているものと思います。(不純物については、何かはわからないのですが?)一応、Horner反応のあと、生成物がTLCでUV発色を示すので、カラムにて精製して、LAH還元し直そうと思っていますが、大丈夫でしょうか。良い精製法など、教えてくださる方がいらっしゃいましたら是非教えてください。よろしくお願いします。

みんなの回答

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.2

rei00 です。補足拝見しました。 > Horner反応では、TLCでUVでは、クロロホルムで展開すると、極性の低い(上の位置)位置に1スポット出てきます。  これはホスホノアセテ-ト試薬由来ですね。UV ランプの長波長側で見ると,明らかな蛍光が見えると思います。 > しかし、アニスでは、さらに下の方に2スポット出てきます。  これが生成物の cis 及び trans オレフィンと思います。お書きの様子では,これらをカラムで分離される方が良いようですね。 > LAH還元では、UVでは、発色せず、アニスでは、極性の低い位置に3スポットでます。  試薬由来の1スポットと生成物の2スポットでしょうか。 > アニスで発色するものは、2つの反応生成物では、位置は若干違うのですが・・・。  という事は,この段階でのクロマト分離も可能ですね。もし,そうされるのであれば,ペンタン,エ-テル,塩化メチレンなどの沸点の低い溶媒を使用され,溶媒留去を低温で行なえば,目的物のロスも抑えられると思います。 > これが不純物となっています。  お書きの様子から判断すると,cis オレフィンが生成しているように思います。  これらから考えると,Horner-Emons 反応後と LAH 還元後に,少量でも分離(カラムクロマトまたは pTLC)して,各スポットが何かを確認された方が良いと思います。その上で,省略できる部分を考える方が良いと思います。  

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.1

 卒業研究でしょうか。それでしたら,身近な先輩なり指導教官なりに相談すべき問題です。  簡単にアドバイスだけしますと,実験化学ですから,実験してみた結果が全てです。あなたがお書きの方法(カラム精製)がダメだと言うデ-タがあれば別ですが,無いのであればやってみる必要があります。  ところで,Horner-Emons 反応後の生成物の TLC はどうなっていますか。2スポットあるのでしょうか。これが1スポットで,LAH 還元後2スポットになるようでしたら,副生物は LAH 還元で生じたと考えられます。  ところで,不純物の構造はわからないでしょうが,推定することは出来ます。Horner-Emons 反応では2種の異性体ができる可能性があり,LAH 還元では2種の還元反応が起こる可能性がありますね。したがって,4種の生成物が考えられます。  いかがでしょうか。必要でしたら補足下さい。  

ty-net
質問者

補足

お返事有難うございます。Horner反応では、TLCでUVでは、クロロホルムで展開すると、極性の低い(上の位置)位置に1スポット出てきます。しかし、アニスでは、さらに下の方に2スポット出てきます。LAH還元では、UVでは、発色せず、アニスでは、極性の低い位置に3スポットでます。アニスで発色するものは、2つの反応生成物では、位置は若干違うのですが・・・。LAH還元後のNMRでは、生成物のピークがあるのですが、5.4PPMにブロード(CISオレフィン?) 3.7PPMに3重線、2.4PPMに五重線のピークがあり(解析不能)、これが不純物となっています。Horner反応も、生成物の他に、5.4PPMに少量のブロード(CISオレフィン?)、2~4PPMに2重線や4重線等の不純物ピークがあります(解析不能 )。類似反応の文献では、精製はすべて減圧蒸留で行っています。不純物は、Honer反応での、ホスホノアセテートによるものと考えているのですが・・。 (Hornerでは、ほとんどTRANSで、LAHでも、オレフィンがつぶれていないようです。) このあと、SHARPLESS不斉エポキシ化を行うので、精製はしておかないとこの後の収率にも影響がでると思います。 どうしてもいう場合は、アルキンから誘導する文献が、ありそちらで、行ってみようと思うのですが、収率が低く、しかも、生成物の量が10~20gほど必要です。 収率、純度よく合成できる方法があればいいのですが・・・。

関連するQ&A