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ニトリルオキシドとアルケンの環状付加反応について
『ベンゾ塩化ヒドロキシモイル(1ミリモル)に2mlのジエチルエーテルと15mlのn-ヘキサンを加え、氷水浴で撹拌しながら2ミリモルのアクリル酸メチル、1.5ミリモルのトリエチルアミンを加えた。3分後に室温で撹拌しTLCで定期的に反応の進行具合を調べた。反応の終了を確認したら反応溶液をろ過し、ろ液をエバポレーターにて濃縮し粗生成物を得た。』という実験をしました。 私は大学生で、この実験のレポートで『塩化ヒドロキシモイルからニトリルオキシドの発生メカニズムを述べよ』という問題が出題されているのですが、解くことができないでいます。 この設問を解ける方がいたら、教えてもらいたいです。お願いします。
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塩基が入っているので、それが基質からH+を奪うところから始めるのが妥当でしょうね。O-H結合の電子対がN-O間に移動し、C=N結合がC-Nに変化すると考えれば、この時点で、炭素上に負電荷が来るはずです。Clがその負電荷をもって去って行くという感じでしょうか。終盤の電子の流れがイレギュラーでしっくり来ませんが、大筋としては上記のようになると思います。
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No4ですが、 -C=N-OHを「hydroxymoyl」基とも言うのですね。 命名勉強になりました(命名法を疎かにしていた報いです)。
>塩化ヒドロキシモイルからニトリルオキシドの発生メカニズムを述べよ: 「塩化ヒドロキシモイル」で合っていますか(構造式がどうも頭に浮かんできません)。 一般的な合成法で説明します。 Ph-CHO + NH2OH → Ph-CH=N-OH Ph-CH=N-OH + NaOCl (or Cl2) → [Ph-CH(Cl)-N=O] → Ph-C(Cl)=N-OH Ph-C(Cl)=N-OH + Et3N → [Ph-C(Cl)=N-O^-]→ Ph-C≡N^+-O^-
お礼
ありがとうございます。ベンゾ塩化ヒドロキシモイルであってます。 構造式はPh-C(Cl)=N-OHとなってます。
- phosphole
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続き書かずに送信していた。申し訳ないです。 塩基でヒドロキシ基のプロトンを抜いた後の電子の流れを描いてみてください。
- phosphole
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ただの脱塩化水素ですが。
お礼
参考になりました。どうもありがとうございました。