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たごまる
長袖のシャツの上に、重ねて長袖のセーターなんかを着るとき、うっかりすると中のシャツが腕のあたりでぐちゃぐちゃになることはありませんか? そのような現象を僕は「たごまる」と呼んでいました。語源が「手繰る」+「丸まる」なのかなと思って、辞書を引くと載っていませんでした。 なんと、標準語ではなかったのですね!皆さんの地域では、どのように表現しますか?よかったら、教えてください。 ちなみに、私は30代の宮城県民です。
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「たぐまる」:(自動詞ラ行四段)しわがよってくしゃくしゃになる。ゆるんでしわがよる。(小学館「国語大辞典」) 「たくれる」:(自動詞下一段){俗}(下に着ている物が)たくし上げた状態になる。(三省堂「新明解国語辞典」) (自動詞ラ行下一段)皮がむける。着物の裾などがまくれてしわがよる。まくれる。(小学館「国語大辞典」) 「たくる」:(他動詞ラ行四段)(語源は手(た)繰るかとも思われるが、「たぐる(手繰)」とは清濁が別であり、両語の関係は未詳)(2)衣服の袖や裾などをまくりあげる。(小学館「国語大辞典」) この「たくれる」の変化形が「たごれる」なのではないでしょうか。 例えば「囲(かく)む」が「囲(がご)む」や、更に「囲(かこ)む」と音韻変化したように、です。
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私、30代の茨城県出身者です。実は私も以前会社(都内)でこの「たごまる」を使った時「え?何それ?」と言われて初めて方言だったのだと悟りました。 北関東は特徴のある方言やイントネーションが多いので、この付近だけのものかと思っていたのですが、宮城でも使うんですね。 ちなみに他の方言で好評(?)だったのは、内出血=「青なじみ」でした。
お礼
なるほど。「青なじみ」って面白いですね~。僕の住んでいるあたりでは、内出血を「青たん」と言う表現があります。たぶん、「青いたんこぶ」から来たのだろうな~と思っています。
- chaichaiyukko
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その表現便利ですねーーーーー!!!しょっちゅうあります!! 私はかれこれ22年埼玉に住んでいますが、その現象を一言で表す言葉は聞いたことがありません。 ですので、そうなった時は、もう、そのまま 「あ、シャツがセーターの下でめくれて気持ち悪い」 とか言ってますね。
お礼
な~るほど、そうなんですか。ありがとうございました。
お礼
なるほど。さすが『日本国語大辞典』です。「たぐまる」で載っているんですね。僕の住んでいるあたりだと、最近はそうでもないけど「ぐ」と「ご」は音がひじょうに近いので語源は「たぐまる」だと思います。
補足
おかげさまで、語源として古語の「たぐまる」という表現があることが分かりました。宮城や茨城ではその表現が残っているのに、埼玉では存在しないということは、北の寒い地域では長袖を複数枚重ね着する機会が多いが、南の温かい地域では少ないから「たぐまる」ことも少なく、だからその表現もないのかなと想像されます。 本当にそうなんでしょうか?ぜひ、南に住んでいる方、北に住んでいる方、「たぐまる」という表現が存在するかしないか教えてください。南に住んでいる方が「ない」と言ってくださって、北に住む方が「ある」と言ってくだされば、スッキリしてこの質問を閉じることができます(^-^)