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SPI方式のリサイクルマークが望ましくないのはなぜか
経済産業省のサイトによれば、SPI方式のリサイクルマークの表示について「識別マークとSPIマークを併記することによって消費者が混乱する可能性がありますので、望ましくないとされております。」となっています。 http://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/admin_info/law/02/faq/answer_14.html#q44 プラスチックの素材ごとに分類し、素材ごとのリサイクルや処理が可能になるSPI方式は理にかなっていると思うのですが、これを経済産業省が「望ましくない」とするのはなぜでしょうか。 日本ではこの先もプラスチックの種類別の分類は行われず、プラスチックはすべて1種類として処理を行っていくという方針なのでしょうか。 今現在の日本ではプラスチックを細かく分類することが必要とされていないのかもしれませんが、将来についても考えたときに、表示を「望ましくない」とすることが適切かどうかに疑問を感じます。 細かい分類が行われるようになったときに考えればよいということでしょうか? それとも、すべてまとめて回収したあとで、比重などを利用して分類が行われているのでしょうか?
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こんにちは。 この問題は、処理技術や方針・方法論というよりも根っこは政治的(官僚的)な側面が強いように思えます。 既に質問者様の示されたURLでも答えが見え隠れしています。 (引用開始) >SPIコードは、米国プラスチック工業協会(SPI)が >プラスチックの分別を目的として開発したコードシス >テムです。 (引用修了) つまり、アメリカの業界団体の分別基準を日本国内で表記した結果、それに準じた分別が行われたとしても、その後の処理体制が米国とは事情が違い(廃棄物処理事業者や装置メーカーの都合が最大要因)、分別したけど後処理のシステムが確立できていない為に分別行為が無意味になってしまい、結果として「行政への批判」や混乱が生じると困る…と言うことでしょう。 すべからく何らかの基準を国家が定めることは対外的な戦略としても重要なことで、例えば海外へのODAで実施される建築や機器の購入なども、表面的には資金援助と言いながら、現地国基準で安価に調達可能な製品やISO基準は助成対象とはならず、ダーティなコンサルタント企業が全ての基準に割高な「JIS準拠」を強いてきた事は有名なお話です。特に経済産業省の「基準分野」のどろどろしたお話は国家の恥部です。
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- mhi98o
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回答になってませんが、直接問い合わせてみたほうがいいかと思います。 私も日本のプラスチック回収については疑問を持っています。数種類のプラスチックをまとめて回収してもすべて同じ手法でリサイクルすることは不可能なのですから。 しかも、地域によって回収方法やリサイクル方法が異なっていることからも分かるように、これらのリサイクルは国が完全に管轄しているのではなく、地域ごとの事業ということになっているもの問題かもしれません。 表記やリサイクル方法を統一するとすれば、国の介入が多少なりとも必要なような感じがします。